原作なんてクソ喰らえ ２

喧嘩するほど仲がいい ページ24

その後夜蛾先生が入ってきて、事情を説明し、とりあえず帰れる方法を探してくれるとのこと。その間はさしすに混ざって任務をこなしてもらうらしい



「オッエ゛ー！」



『うるさ！！』



「なんでお前と二人なんだよ、チェンジチェンジー！」



『私はデリへルか』



「お前なんか誰も呼ばねーわブス！！」



『はぁ？！モデルと俳優の間に生まれた私がブスなわけねぇーだろ！！』



「しらねーよ！！ブスブスブース！！」
『うるさい性悪！！』



「黙れ貧乳！！」
『顔だけ！！』



「チビ！」
『ナルシスト！！』



「田舎くせぇ！」
『ただのボンボン！！』



　車の中で言い合いを続け、そろそろ運転手さんが可哀想になってきた。でもだって五条先生が言い返してくるんだから仕方ない。うん、



「違いますぅ！すごいボンボンなんだよばーか！！」



「あの、着きました……」



『あ、すみませんありがとうございます』



「おい！！無視すんなブス！！」



　なんなん高専五条悟かまちょなん？？？？



　ていうか傑くんは？？ねぇ、何処？？



「おい！！さっさと歩けよ。足短すぎ〜！！」
『はー！！任務手伝ってやんねぇーから！！』



　？、ちょっと待ってなんか足音みたいなの聞こえない？



「結構ですぅー！！お前みたいな弱っちぃ奴の力なんていら……」



『い゛っ！？』



「…は」



　ゴンッと頭に響いた鈍い音。重力に逆らって飛んでいく体、廃病院だったことから人的被害はないものの壁を貫く勢いで吹っ飛ばされ危うく意識が飛びそうだった



「おい！」



『っ！』



　パラパラと落ちてくる瓦礫に顔を顰めながら五条先生の声に意識を保った。



『いったぁ！！』

「んだよ生きてんの？」



『はぁ！？なんだそれ！！』



「死んだら未来に帰れるかもな〜」



『こんっの人でなし！！』



　地面を強く蹴って私をぶっ飛ばした呪霊を壁に五条先生のとこまで突っ込んでやった。



　あ、なんか呪霊吹っ飛んだ。



「…(唖然) 」



『ろくでなし！！ばーかばーか！！』



「おまっ、ほんとに女かよ！！ゴリラだろ！！！」



『は？』



　よしこいつしばく。殺っちゃうぞコノヤロウ。



「アガッ、い、イギ、つギギィ」

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