まだ平気 ページ3
やば、という顔をした桃ちゃんを前にゆっくり深呼吸をして野薔薇ちゃんを指さした。できるだけ落ち着いた声で
『生きてるよね?』
「…ゴム弾が直撃して気絶してるだけ。大丈夫だけど……」
『そっか!良かった良かった』
じゃ!とひとまず野薔薇ちゃんを抱えてその場を離れようとする私を桃ちゃんは慌てて止める。止めるって言うかついって感じだな。
「い、いいの?私ほっといて、」
何聞いてんの私、みたいな顔してる桃ちゃんに可愛いなぁ、と内心にこにこ笑う。
『これ別に潰し合いじゃないしね』
私のすることは呪霊を払うのと野薔薇ちゃんの援護。野薔薇ちゃんが伸びてるなら援護もクソもないし!(口悪)
うっほ野薔薇ちゃんいい匂いするー!
「あ、そう…」
そろそろ三輪ちゃんも気を失う頃だし、保護しに行くか。桃ちゃんが拾ってくれるから心配は無いかもしれないけれど、万が一があるもんね。
『妖狐の魂乎かしこみかしこみ申す。成すところの願いとしてその穢れを打ち払え』
煙が一面に立ちこめ、その中から葛葉が姿を現した。
「な、何この式神、聞いてないっ」
桃ちゃんは驚いた顔をして急いで飛び上がり、射程外まで後退した。まぁ、攻撃する気はないんだけどなあ、と失笑して葛葉の背中に野薔薇ちゃんを横たわらせ、直ぐに眠る三輪ちゃんを探し出した。
『葛葉、野薔薇ちゃん達よろしく〜』
丁寧に扱ってね、と言えば葛葉は頷いて飛び上がった。
「…何者、?」
『?、とりあえず他のとこ行けば?私呪霊狩り再開するから!』
ばいばーいと手を振ってその場から離れた。
少し後に葛葉が帰って来たので背中に乗って飛び上がると同時に原作で伏黒くんがいた所から根が生えた。というか飛び出してきた。
そうかもう花御が来る時か。平常心平常心!と頬をペチンと叩いて向かうと既に真希さんと伏黒くんが花御を別のところまでぶっ飛ばした所だったので、加茂っさんと狗巻先輩の怪我を治しまた葛葉に運んで貰った。ごめんね使って
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HOA(プロフ) - めっちゃ続き気になります…更新頑張ってください! (10月2日 21時) (レス) @page47 id: 8a892d4b08 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかそ - はじめまして!めちゃくちゃ面白くて一気読みしちゃいました、、、!!続きめっちゃ気になりすぎて寝られないぐらいです!更新土下座待機してます!頑張ってください応援してますー!! (2023年3月2日 11時) (レス) @page47 id: 515339af0b (このIDを非表示/違反報告)
すいー - うわぁぁあめっちゃ続き気になるぅwなんかめっちゃ"そうゆうことかー!"ってなりました!(笑)更新頑張ってください! (2022年12月29日 15時) (レス) @page40 id: 7621d5ed60 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - シルバーさん» ほんとですね!!慌てて作ったので消しわすれました!!教えていただきありがとうございます!! (2022年7月10日 19時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
シルバー(プロフ) - オリ/フラ立ってます。外して下さい。 (2022年7月10日 19時) (レス) id: 4df619e2e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トろさん | 作成日時:2022年7月10日 19時