原作なんてクソ喰らえ ２

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「あ、起きた、おはよー」



　目を開けると目の前に美形の白髪野郎がしゃがんでいた。



『五条先生だ』



「五条先生ですよ」



　視界から見て壁に持たれて寝ていたみたいだ。いや医務室か私の部屋に運べよ。



「意識しっかりしてる？今何してるかわかる？」



『ごじょ先に稽古つけてもらってた』



「うん平気そうだね」



　今日はもうお開きにしよう。と手を伸ばされたので掴んで立ち上がった。よろりとする体を支えてもらって、ありがとうございますと頭を下げた



『あの』



「ん？」



『野薔薇ちゃんとかに、倒れたって言わないでくださいね』



「なんで？」



『……恥ずかしいじゃないですか！！ごじょ先に投げ飛ばされて意識飛ばしたなんて！』



「……なんか失礼だけどわかったよ」



『約束ですよ！！』



「はいはい、早く部屋に戻って寝なさいよ」



　ひらひら手を振る五条先生。私はもう一度お辞儀をして寮の部屋まで走る。最後の五条先生の目。私の嘘に気づいてたなぁ、ま、あの人の性格上自分からは聞いてこなさそうだし、いっか。
　
　

身⬛︎異常→←強くなりたい。

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