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困惑し、慌てる私の手をするりと掬い上げ手の甲に唇を押し付けた。俗に言う口付けと言うやつだ。
「…地獄だろうがなんだろうが俺と生きろA」
『っ、え、ぁ、』
高杉さんの低い声が私の耳に入り込んでじんわりと赤くする鋭い緑の瞳が私を捕え、逃がさんとばかりに妖美に笑った顔がすぐ近くにあった。
今まで感じたことの無い色気。体が動けなくなる感覚。やばい。落ち、
ガチャり、鍵の開く音が私の止まったかのような時間を取り戻した。
『はっ、色気、やば、』
熱くなった顔を隠したくてしゃがみこもうとした私の腕を掴んでそうはさせてくれない高杉さんを非難の目で睨みつけた。
「…くっく、おもしれー顔になってやがるぜ掃除屋のAさんよぉ？」
『っ、て、いうか、なんで名前、』
「ア？江戸の掃除屋っつったらお前しかいねーだろォよ」
そうですか、と顔を逸らし手を振り払う。口付けられた方の手をもう一つの手で覆い集まった熱を逃がそうと擦った。
『…さい、あくだ…』
自分が男前に滅法弱いのを忘れてた。危うく、指名手配に絆されるところだった。これだから顔の良い奴は、
「惚れんじゃねェぞ」
ふ、と不敵でもない妖美でもない普通の微笑みを私に向ける高杉さんが、まるで、其れは、大事な人に向けるような顔で、
『……ほんっと、性格悪いですね』
「どの口が言ってんだかな」
私はそんな高杉さんの言葉を無視してスタコラサッサとその部屋から脱出した。
もうあんな部屋御免だ。
「掃除屋、ねぇ、…ふ、おもしれー
・
ちょっと長くなりました🙇♂️🙇♂️
これからの展開的に惚れるをときめくに返させていただきました🙏🙏🙏
リクエストありがとうございます😊
これからもよろしくお願いします🙇♀️
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トろさん(プロフ) - 來夢さん» コメントありがとうございます！！すごく嬉しいです！彼シャツ書かせていただきます！！ (2022年7月24日 6時) (
レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
來夢(プロフ) - 初めまして！とてもドキドキして最後まで楽しめました！リクエストで神威と｢彼シャツしなければ出られない部屋｣をお願い出来ますか？ (2022年7月23日 23時) (レス) id: 57cf74ccf0 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです！ぜひ書かせていただきます！ (2022年7月23日 19時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - コメント失礼致します汗作品読ませて頂きました。凄くキュンキュンして、気づいたら最後まで読んでいました。(*´-`)リクエストなのですが、土方さんお願いします！！ (2022年7月23日 19時) (レス) id: 551728da14 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - さきいかさん» そんなふうに思って貰えて感激です！！リクエストありがとうございます！！！ (2022年7月23日 6時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トろさん | 作成日時：2022年7月3日 14時
