『私変人共と部屋に閉じ込められました』【銀魂】

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「はひぃぃ！！！ごごごご、ごめんなさい！！！」



『え、あ、いや、平気』



　マジかよ。ちょっと当たっただけだぞ？？当たったって言っても本の指先だぞ、ソレで茹でたこみたいに真っ赤になってたらチェリー卒業の時他界するのでは？



　心做しか新八くんの心臓の音が聞こえる気がする。いや、それくらい後ろからの独り言と熱気がすごいんだ。すごいな童貞、



　新八くんから借りたサラシで胸を潰し、その上から法被を羽織る。少し胸が苦しいな。



『着れた？』



「は、はははい、」



『次は上渡すね、下頂戴』



　受け取り足を通す。背丈は差程変わりはしないが少し大きい気がする。これからどれだけ大きくなるのやら。妙ちゃんがあれだけ別嬪なんだ、きっと男前になるだろうなあ、なんて振り返る。



『ふっ、あは、ははは』



「ちょっと！？何笑ってんですか！！！」



　いや想像はしていたけれど、やっぱり面白い。新八くんもまだまだ１６歳細身な体だがしっかり筋肉は着いている。窮屈そうに見える上の服からはみ出る臍。膝下スカート。これを笑わずにいられるかってな



『いや〜似合ってるよ新八くん、』



「そんな涙目になるくらい笑った後に言われても嬉しくないですけど！！？」



　笑われてなくても嬉しくないですけどね！！！と真っ赤になりながら怒る新八くん。



『でも、スカート丈長かった？ロングになってるね』



「僕の方がAさんより背が高いのに、なんで、」



『足が短いんでしょ』



「ふざけんな！！？僕だって菅○将暉ですけど！？」



『実写にすがんな』



「急な辛辣！？」



　ヤンヤヤンヤと言いながら扉の出現を確認し、服を直して部屋を脱出したものの、数日外で顔を合わせる度、新八くんが真っ赤な顔で目を合わせてくれなかった。
　

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