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『ん、とね、ちょっと向こう向いてて欲しい』
何せ私はこの服の下に下着しかつけてないんだ。さすがに目の前で脱ぐのは抵抗があるし、それに沖田くんだって私の下着姿なんて見たくないだろうし。
「…わかりやした。」
素直に後ろに向いてくれたので私は上の服を脱ぎ、その服で胸を隠し、もういいよ、と声をかける。私の声を聞いた沖田くんは振り向いて私の方に近づいてくる。その間できるだけ見ないようにしてくれているのかずっと顔を見てくる。それはそれで恥ずかしいのだが、
「服、ちょっと下にずらしてくだせぇ」
『は、はい』
私がギリギリの所まで服を下げると沖田くんが私の肩を両手で掴み少しだけ引き寄せて鎖骨に唇を付けた。髪が少し当たってこそばゆい。
『ん……っい、』
ちくり、と刺されたような感覚が肌を走り沖田くんが口を離す。痛みの走った場所に目をやると真っ赤な華がさいていた。沖田くん、つけるの上手だな。なんて関心しているとくるり、と身体を反転させられ沖田くんに背を向ける形になった。
『??』
「俺、集合体恐怖症なんで」
…ああ、同じところに三つも集まってたらちょっと気持ち悪いもんね。なるほど、と手を打っていた右手を掴まれ、腰あたり先程の痛みがまた来た。
「…っは」
いや、なんで掴んだの?と聞くと付けにくかったと返事が返ってきた。それはすまん。あと1個つけなければならない沖田くんは少しの沈黙の末私の項辺りに吸い付いた。これで出られる、と安堵するとぞわり、とした感覚が全身を駆け回った。
『ひぅっ、』
かと思えば急に吸い付いた所に舌を這わせられ、変な声が出た。何するの!?と振り向けば、べっ、と舌を出して悪戯な顔をしている沖田くん。
「危機感のないアンタへの仕置でさぁ、」
『はぁ??』
がちゃりと開く音を聞くと私は服を気直してから外に出る。沖田くんは少しだけ満足そうにしていたが私には分からなかった。
「〜♪︎」
・
投稿が遅くなってすみません💦
ネタはあるのですが、誰にしようかがすごく迷います😣
良かったらキャラ名だけでもリクエストくれると嬉しいです😭
ちなみに私の投稿の法則(?)は基本2話書いたら1話あげるみたいな感じです。ひとつあげたらひとつ残ってるみたいな(?)なので投稿頻度は本当にまちまちですがお許しください🙇♀️🙇♀️
【共に風呂に入れ】坂田銀時→←【女人側に接吻痕を三つ残せ】沖田総悟
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トろさん(プロフ) - 來夢さん» コメントありがとうございます!!すごく嬉しいです!彼シャツ書かせていただきます!! (2022年7月24日 6時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
來夢(プロフ) - 初めまして!とてもドキドキして最後まで楽しめました!リクエストで神威と「彼シャツしなければ出られない部屋」をお願い出来ますか? (2022年7月23日 23時) (レス) id: 57cf74ccf0 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!!嬉しいです!ぜひ書かせていただきます! (2022年7月23日 19時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - コメント失礼致します汗作品読ませて頂きました。凄くキュンキュンして、気づいたら最後まで読んでいました。(*´-`)リクエストなのですが、土方さんお願いします!! (2022年7月23日 19時) (レス) id: 551728da14 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - さきいかさん» そんなふうに思って貰えて感激です!!リクエストありがとうございます!!! (2022年7月23日 6時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トろさん | 作成日時:2022年7月3日 14時