【相手に歯磨きをしろ】坂田銀時 ページ15
目が覚めて最初に思った一言。
『またお前かよッッッ！！』
だった。思ったというか、きっと声は出ていた気もするが、まぁよしとしよう。
「いや、めっちゃ声に出てたけど」
『なんだよ、私は怒ってるんだからな』
「身に覚えがねぇな」
『とぼけるな！！旦那が珍しく飯奢ったせいで私は３キロ太ったんだからな！！』
「何の話だよ」
はぁ？という顔をする旦那に中指を立てる。男の３キロは変わんないだろうがな！！女の子の３キロは重大なんだからな！！？
今日の朝だってなんかお腹周りが出てた気がするし！！身体が重い気がするもん！！
「別にそんなに変わっちゃいねぇよ」
ふに、と私のお腹当たりの肉を摘む旦那。いや、腐れ天パ。元々こんくらいだったじゃねぇか、と鼻くそをほじっている天パにわなわなと震える私。
『な…、に、』
「アン？」
『何晒しとんじゃァァ！！！！』
私の綺麗なアッパーカットが入った旦那は、前回よりも吹っ飛んで行った。
「え、えぇええ！？いきなり何すんだよ！！」
『黙れ腐れ外道ニート天パ』
女の子のお腹を無許可で摘むなんざありえないよなぁ？コイツは活かしておいちゃならねぇ、そう本能が警報を鳴らしていた。すぐにでも獲物を抜き出しそうな私に慌てて身体の前で手を横に振る旦那。聞きゃしねぇが。
「ちょ、ちょ、ちょ！！！落ち着いて！！？俺殺したらここから出られないから！！」
『…大丈夫だ。殺さない程度に殺してやるよ。』
それに獲物なんて使いはしないさ。拳の方がよっぽど痛い時だってあるしなぁ。あぁ、でも私は掃除屋だから間違えて掃除しすぎちゃうかもなァ、と指を鳴らした。
今までにないほど目を釣りあげ口角が下がっていた。旦那から見れば般若にも見えるだろう。実際自分でも頭に角が生えてるような気がする。そんな私に最後の願いと言わんばかりに両手を擦り合わせる旦那。
「ごめん！！まじでごめんなさい！！許して！！！３００円あげるから！！」
旦那の叫びは届くことはなく、しっかりと顔がボコボコになるくらい殴った私は清々しい気持ちになった。
世界の女の子よ、私はデリカシーのない女の敵を倒しました…。これで世界はまた素敵な世界になるでしょう…。
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トろさん(プロフ) - 來夢さん» コメントありがとうございます！！すごく嬉しいです！彼シャツ書かせていただきます！！ (2022年7月24日 6時) (
レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
來夢(プロフ) - 初めまして！とてもドキドキして最後まで楽しめました！リクエストで神威と｢彼シャツしなければ出られない部屋｣をお願い出来ますか？ (2022年7月23日 23時) (レス) id: 57cf74ccf0 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです！ぜひ書かせていただきます！ (2022年7月23日 19時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - コメント失礼致します汗作品読ませて頂きました。凄くキュンキュンして、気づいたら最後まで読んでいました。(*´-`)リクエストなのですが、土方さんお願いします！！ (2022年7月23日 19時) (レス) id: 551728da14 (このIDを非表示/違反報告)
トろさん(プロフ) - さきいかさん» そんなふうに思って貰えて感激です！！リクエストありがとうございます！！！ (2022年7月23日 6時) (レス) id: 52ab68bbcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トろさん | 作成日時：2022年7月3日 14時
