『私変人共と部屋に閉じ込められました』【銀魂】

【本気でパンチしろ】坂田i銀時 ページ1

なんてこった。掃除屋の仕事中急な眠気が襲って抗えなかった私。A。



　確かに太客の黒駒の旦那に倫理的にダメなモノを片してくれと仕事を依頼され、その途中。しかもそのモノは出しっぱなしのままで寝てしまった私にも非がある。



　しかしだ、神よ。なぜ私は窓も扉もないこんな真っ白な空間に閉じ込められなければならないのでしょうか？？？



『ほんっと、勘弁して「んあ？」』



　人の声がすぐ後ろから聞こえ振り返る。



　誰だよ人のセリフに被せやがって。



「Aじゃねーか。何処だ？此処」



『……』



　おい、神よ。ついに私を見放したか？？なんでこの天パもいるんだ？いやいるのでしょうか。百歩譲ってひとりじゃないでしょうか。一種の拷問でしょうか。



「ちょっと？？？全部声に出てんですけど？？」



『……どんな罰ゲームだよこんちくしょう』



「せめてもうちょっと隠してくれない？？」



『で、』



「え、無視？？」



『此処何処』



「しらね」



　いつもの通り小指で鼻くそをほじる腐れ天パ。



　テメェ、その手掴んで奥まで差し込んでやろうかこのクソ。



『……巷で噂のアレか？』



「噂？」



　最近急な眠気が遅い、次目覚めると真っ白な部屋に閉じ込められ、あるお題をクリアしなければ解放されない。



　なんてファンタジーな事件が多発している、と松平のとっつぁんが話していた。気をつけろと言われたが、今となっちゃ気をつけるもくそもない。



「つまりそのお題をクリアすれば出れんだろ？余裕じゃねーか」



『馬鹿？？もし殺し合いをしろだの、四肢を切り落とせだの言われたら万事屋の旦那やってくれるんだね？？』



「……いや、そこは、ケースバイケースだろ、」



『最近覚えた横文字使ってんな』



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