【ポケモンXY】カロス地方に舞い降りた妖精はポケモン（以外にも）に好かれる少女でした。part5

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突然の進化に会場の雰囲気はヒートアップしていく。

ただ、突然の事に私たちは着いていけない。

『えっえっ……』

思わず立ちすくんでいると、チルタリスが私の前まで降りてくる。

「ちるる♪」

目の前で腰を下ろし、羽を広げたチルタリスを見て私は目を開く。

『の、乗れって……こと？』

そう言えばチルタリスは「ちるるっ！」と言った。

息を呑んで私は恐る恐るチルタリスの背中に乗る。

するとチルタリスはバサリ、と羽を羽ばたかせて会場を飛び交った。

『あ、あ！？』

観客からは「おぉお……！」と感激の声が聞こえているけど、乗っている私は正直突然すぎて風に飛ばされそうになる。

ある程度会場を回ってから、チルタリスはステージの上まで戻る。

「ちーるるる！！」

突然チルタリスは、桃色の光を会場全体に解き放った。

ムーンフォースのようだけど、ムーンフォースではない。

『……マジカルシャイン？』

光で視界が悪い時に、チルタリスは「ちるるっ」と私を急かす様に下ろす。

其れでハッとして急いで降りて、今まで硬直していたサーナイトとメレシーを隣に立たせる。

やがて光が晴れて、観客の人が一人一人見渡せるほどになってきた頃に、私たちはポーズを決める。

『ふぃ……フィニッシュ！！』

無理矢理終えれば、歓声は沸いた。

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