【ポケモンXY】カロス地方に舞い降りた妖精はポケモン（以外にも）に好かれる少女でした。part5

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トップバッターだったネネは無事テーマパフォーマンスを突破し、フリーパフォーマンスへと進出した。

「リリーさん！スタンバイお願いします！」

ある程度出番が進んだ時、スタッフの人に呼ばれてモンスターボールからテーマパフォーマンスに出る子たちを出す。

「A……いや、リリーがテーマパフォーマンスに出すのはエルレイドとメレシーなのね！」

セレナに呼ばれてエルレイド達は元気よく返事をする。

『見ててね、とっておきのポフレを作るから！』

セレナに手を振りながらそう言い、部屋を出た。

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「それでは、パフォーマーリリーの登場です！！」

司会者の声が聞こえたと同時に立っていた床が動き、会場が見えてきて観客が見渡せるようになる。

一礼した後、一度エルレイド達とポーズを取る。

『キラキラひらひら！ふわりと輝く妖精のリリー！そしてエルレイドとメレシー！ここに推参！』

「えっる！」

「めっしぃ！」

全員声を上げれば歓声がドッと湧く。

「それでは、ポフレ作りスタート！」

司会者の声と共に私たちは用意されたキッチンへと移動した。

『メレシー！サイコキネシス！』

私の指示でメレシーがボウルに入った沢山の木の実をサイコキネシスで持ち上げる。

『エルレイド！サイコカッター！』

「えっる！」

エルレイドはメレシーが持ち上げた木の実をサイコカッターで星の形に切っていく。

その間にも私はポフレの生地を作り上げていく。

焼き上がった生地に生クリームとモモンの実で作ったジャムをかける。

其れが終わった後に私はポフレが乗ったお皿を片手で持ち、その場で回る。

『メレシー！今だよ！』

「めっしぃ！」

そう言えばメレシーはサイコキネシスで浮かばせていた星形の木の実をポフレに刺したり、お皿に飾っていく。

『決めるよエルレイド！リーフブレード！』

エルレイドがキッチンの後ろに飾ってある弾力のあるクッションに乗り、高く飛び上がるとポフレの上でリーフブレードを出す。

するとひらりと数枚の葉がポフレに飾られる。

其れを確認すれば、エルレイド達が横に来て共にポーズを取る。

『フィニッシュ！！』

「えっる！」

「めっし！」

ポフレを置けば早速結果発表がされ、私の胸に着いていた鍵に光が集まっていく。

やがて光が全て集まり切ると、司会者さんが喋り始める。

「パフォーマーリリー！圧倒的差をつけテーマパフォーマンス突破です！」

――結果に喜び、私達は控室に戻った。

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