226＊ ページ26
――――――
『……あれ』
サーナイトとエルレイドの攻撃によって爆発が起き、煙が晴れると女性たちは居なかった。
『逃げられちゃったかな……』
そう呟いてサーナイトとエルレイドをモンスターボールにしまう。
顎に手を当てがって考える。
あの人たちが追うならユリーカ達の所だけれど、何処に向かったかは今一把握出来ない。
私が悩んでいると、近くで緑色の光と大きな音が響く。
その音を聞いて気づく。
『プニちゃんだ……！』
決定的な証拠は無いけれど、私はその場所へと走った。
既に月は沈み、辺りは明るくなり始めている。
木々を掻き分けてその場所へ向かうと、既にセレナ達とサトシ達は合流していた。
「A！」
「無事で良かった！」
『皆も！……其れで、プニちゃんは！？』
焦りながら皆に訊くと、皆はここからでもすぐに登れる丘を見る。
皆の視線につられてそちらを見ると、ユリーカちゃんが居た。
よく見るとそのユリーカちゃんの腕の中にプニちゃんが居て、疲れている様子だったが、プニちゃんの赤い背が光、回復をしているようだった。
『……本当、みんな無事で、よかった』
私はそう安堵して、プニちゃんが落ち着くまで皆で待った。
―――――――――
「Zにもう一つの姿があった……オペレーションZに関わる重大な情報……本部に報告しないと」
緑色の髪の毛を持つフレア団の女性、バラが同じくフレア団幹部の紫色の髪の毛を持ったコレアに言い放つ。
「なぁにそれ、それでも私がZ1手に入れるからぁ？」
コレアがバラを煽る様に言えばバラは舌打ちをする。
しかし、バラは何かを思い出す様にコレアに注意するように聞く。
「……それと、メガシンカをさせる少女がいた」
「そんなの普通にいるじゃないの。まぁ珍しいけど」
コレアは肩を竦めて言うが、バラは「違う」と力強く言った。
「サーナイトとエルレイドを同時に二体メガシンカさせていた……これも貴重なサンプルになる。この事も本部に報告しなくては」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凪(プロフ) - 赤と青...ゆ、夢主ちゃんチートや！でもそこがいい！ (2017年4月1日 16時) (
レス) id: ff008d2146 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ丸(プロフ) - シホさん» 返信遅れて申し訳ありません…最初から見てくださってありがとうございます！今忙しい時期に晒されていますが、更新頑張っていきたいと思います！ＸＹが終わっても書いていきますのでこれからもどうぞよろしくお願いします！ (2016年12月10日 1時) (レス) id: dea324e419 (このIDを非表示/違反報告)
シホ - パート1から見てます！XY&Z終わっちゃいましたね...更新頑張って下さいね！ (2016年11月17日 18時) (レス) id: b0fbc0d7a4 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ丸(プロフ) - 翔夜さん» 最初から読んでくださってありがとうございます…！！面白いと言ってくださって嬉しいです！！更新が遅くなる時もあるかと思われますが、これからも読んで下さると幸いです！コメント有難うございました！！ (2016年11月6日 0時) (レス) id: dea324e419 (このIDを非表示/違反報告)
翔夜(プロフ) - パート1からずっと読んでます!!もの凄く面白くて更新を楽しみにしてますこれからも頑張ってくださいﾌﾚｰ!!(っ`･ω･´)っﾌﾚｰ!! (2016年11月5日 14時) (レス) id: b0942deef4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とろろ丸 | 作成日時：2016年11月3日 3時
