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『今だよヒトモシ!鬼火!!』
爆発によって出来た煙の中から紫色をした幾つもの炎がニャオニクス二体にへと飛んでいき、当たる。
「そうか、ヒトモシは動きが鈍い分、相手の視覚を奪う事によって攻撃を当てているのか!」
シトロンの感心した様な声に口角を上げる。
「やりおるな、然しそろそろ頃合いだろう」
ゴジカさんがそう言うと、空中に歪みが出来て光の弾がチルタリス達へと向かっていった。
『ッチルタリル、ヒトモシ!!』
「もっしぃ……」
煙が晴れると、チルタリスはまだ行けるようだったけれど、ヒトモシが重傷だった。
『ヒトモシ、チルタリスの背中に乗って!』
そう指示するとヒトモシはゆっくりながらもチルタリスの背に乗る。
その間にもゴジカさんたちは未来予知をしていた。
『チルタリス!飛んで!!』
チルタリスは翼を羽ばたかせて空へと飛ぶ。
「逃がすな!悪の波動!並びに手助けだ!」
『ヒトモシ、守る!』
チルタリス達に向かっていた悪の波動はチルタリスの背に乗っていたヒトモシの守るで無事防げた。
「ではこれはどうだ!共にサイコショック!」
『ヒトモシ、もう一度守る!』
二度目の攻撃でヒトモシは守るをしようとした。
「ッちるるっ!!」
「もっし!?」
しかし緑色のベールである守るは完全に発動しなく、サイコショックがチルタリスに当たった。
恐らくサイコショックがチルタリスに全弾命中したのは、チルタリスが瞬時にヒトモシを庇ったのだろう。
サイコショックが当たったチルタリスはヒトモシと共に地へと落ちて行く。
「そっか、守るは連続では使えない……!」
そんな声を聴きながら私は歯を食いしばった。
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凪(プロフ) - 赤と青...ゆ、夢主ちゃんチートや!でもそこがいい! (2017年4月1日 16時) (レス) id: ff008d2146 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ丸(プロフ) - シホさん» 返信遅れて申し訳ありません…最初から見てくださってありがとうございます!今忙しい時期に晒されていますが、更新頑張っていきたいと思います!XYが終わっても書いていきますのでこれからもどうぞよろしくお願いします! (2016年12月10日 1時) (レス) id: dea324e419 (このIDを非表示/違反報告)
シホ - パート1から見てます!XY&Z終わっちゃいましたね...更新頑張って下さいね! (2016年11月17日 18時) (レス) id: b0fbc0d7a4 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ丸(プロフ) - 翔夜さん» 最初から読んでくださってありがとうございます…!!面白いと言ってくださって嬉しいです!!更新が遅くなる時もあるかと思われますが、これからも読んで下さると幸いです!コメント有難うございました!! (2016年11月6日 0時) (レス) id: dea324e419 (このIDを非表示/違反報告)
翔夜(プロフ) - パート1からずっと読んでます!!もの凄く面白くて更新を楽しみにしてますこれからも頑張ってくださいフレー!!(っ`・ω・´)っフレー!! (2016年11月5日 14時) (レス) id: b0942deef4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とろろ丸 | 作成日時:2016年11月3日 3時