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(丈side)



丈「っ…かずや!!」


大吾「丈くん…っ…、、。」



駆け込んだ病院には


大吾と、その両親、

そしてうちの親と、星空が居た。



俺に駆け寄った大吾は、




……泣いていた。




丈「……、、かずやは、…?」




嘘や。



うそや。



うそって、言ってや。



お願い。



頼むから…。




大吾「わからへん…、、まだ、何も…、」




震える声、震える手。


それから、


もう誰も声を発さなかった。














しばらくして出てきた医者は


マスクを取った。



俺たちは皆、息を飲んだ。



丈「先生、和也は?

かずや、どこですか。

はよ、会いたいんすけど、まだ終わりませんか。」




俺は笑った。


平常を取り戻したくて、

いつものペースを取り返したくて、

異常を受け入れたくなくて、


いつも通り、笑ってみせた。



歯がカツカツと震えて音を立てた。

足は気を抜けばかくんと崩れてしまいそうだった。




怖かった。


怖くて怖くて、


和也に抱きしめて貰いたかった。。









「奥さんが助かる確率は、限りなく低いです。」


と、。


白い廊下で告げられた。



後ろに居た和也の両親は、泣き崩れた。


星空を抱いた俺の両親は目を伏せた。



俺は大吾に支えられ、辛うじて立っていた。



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まつだいら(プロフ) - Rioさん» コメントありがとうございます!また落ち着いたら、色々と書いていきたいです!読んでくださりありがとございました!✨ (2022年8月19日 16時) (レス) id: 086f901055 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - 主さんのお話大好きです!!ぜひ裏設定も読みたいです!! (2022年8月18日 16時) (レス) @page45 id: 9d6c92ab72 (このIDを非表示/違反報告)
まつだいら(プロフ) - 莉里さん» ありがとうございます!オメガバは需要が少ないと思っていましたが沢山の方に読んで頂けて本当に嬉しかったです!また戻ってこれた際は是非、よろしくお願いします! (2022年8月13日 6時) (レス) id: 086f901055 (このIDを非表示/違反報告)
莉里(プロフ) - 完結おめでとうございます。オメガ設定は数少ないので、とても好きな作者さん、作品のお一人です。いつか戻ってきてくださることを楽しみにしています。 (2022年8月12日 21時) (レス) @page45 id: fd324481c2 (このIDを非表示/違反報告)
まつだいら(プロフ) - ayさん» ありがとうございます!読んでいただけて、温かいコメントも頂けて本当に嬉しいです!もう少しで完結ですので最後までお付き合いお願いします! (2022年7月31日 0時) (レス) id: 086f901055 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まつだいら | 作成日時:2022年7月19日 19時

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