44 you ページ45
ハ「Aに言わないといけないことあったしまた来たよ。」
多分さ…昨日のことだよね…
夜どんだけ考えてもハンビンもきっと同じ気持ちなはず。って結論に達した。
でも。その先の進み方が分からないし、まだよく自分の気持ちも分からないのが本音。
それから気掛かりがなのが私の留学期間の問題。
絶対叶えたい夢がお互いあって、
アイドルとホテリエ…
２人の夢が重なることはない。
無理だよね…そう思って夜眠りについた。
ハ「よくオレも分からない気持ちを話すのはどーかと思うけど…
Aのこと好きです。
ずっと仲良くしたいし、このまま友達みたいな関係が続いたらなぁって思うんだ。
でも、どーして良いのかも分からないんだよ…
早すぎるって思うかもしれないけど…
こんな気持ち初めてでAはオレの大切にしたい人です。
これだけ伝えたくて。
後はAがゆっくり考えて？
ダメでも、ずっと友達ではいさせてほしいんだ。」
ハンビン…少し声が震えてる。
でも、力強く私を見つめて真剣に私と同じ気持ちを話してくれてる。
やばい…嬉しすぎて泣きそう…
でも。泣いたらいけない…
「ハンビン。ありがとう。
嬉しすぎるよ…
でもさ…私達…無理だよ…
夢が２人とも大切だもん。
でもね。私もハンビンとは友達でいたい。
これからも沢山話したいし、近くには居たい。」
かなり曖昧に話を終わらせた。
ハ「…Aも嬉しいってことだけで満足だよ。
そーだね〜…オレ達これからももっと沢山会って話そう！
ほら！Aの冬嫌いも克服しなきゃだしさ。
あと、俺のライバルだもんな？」
そう言って笑うハンビン。
また明日も早いからって…
初めてまだ陽があるうちにハンビンは歩いて帰って行った。
「…なんか…苦しいな…泣きたい気分…」
人を好きになるのにこんな気持ちもあるんだって初めて知った。
「恋って…私には難しいな…」
季節は私の苦手な冬に近づいていた。
こんな感じの私達。
ハンビンとの約束…叶えてもらえるのかな？
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作者名：torisun | 作成日時：2019年9月17日 21時
