魔法対決 ページ35
始めにドラコが飛び上がった。
Aは深呼吸をして、地面を蹴った。
高く高く、風を切り、Aの美しいプラチナブロンドの髪がなびいた。
(飛ぶのってこんなに楽しいのね！)
Aはドラコと同じ高さまで舞い上がり、停止すると杖を出した。
『さて、始めましょうか、ドラコ？』
「僕から行くぞ！」
ドラコは杖を振り、簡単な攻撃呪文を繰り出した。
Aはそれを見ると、盾の呪文を唱える。
『プロテゴ』
見えない盾に弾かれた呪文がドラコに跳ね返り、ドラコは慌てて飛び退いた。
『どうしたの、ドラコ！そんなんじゃ効かないわよ！』
Aは楽しそうに笑った。
(夏休みにグレース荘で練習した呪文が役に立ったわね！)
ドラコはそんなAを見てもっと苛立ち、呪文は諦めたのかAに突っ込んできた。
「このっ____あ」
Aがひょいっと避けると、ドラコは勢い余って箒から滑り落ちた。
地上から悲鳴が上がる。
『____！』
Aはびっくりして、慌ててドラコの手首を掴んだ。
『うん…しょっ！』
Aは力一杯ドラコを引き上げ、箒の後ろに乗らせた。そして地面に舞い戻ると、ドラコに杖を突きつける。
『降参しなさい、ドラコ！』
Aはにやっと笑った。
ドラコは肩を落とし、Aに聞く。
「何故、助けたんだ」
囁くような声だ。
Aはその言葉を聞くと可憐に微笑む。
『当たり前でしょう』
そしてAは、ドラコに手を差し出す。
『友達、だから』
どっと、拍手が沸いた。
『？？？なになに？』
「あのマルフォイが友達とか…君優しすぎるよ」
ハリーがため息をついた。
「Aの優しさに感謝するんだな、マルフォイ」
ロンがにやにやしながら言った。
それにむっとしたドラコが、ちょっと考えて、それからにやりと笑った。
「そんなお前らには、こうだ！」
ドラコは、落ちたままだったネビルの思い出し玉をぶん投げた。
『ドラコ！』
Aはドラコに怒鳴ろうとしたが、ハリーが勢いよく飛び上がったのを見てやめた。
『頑張れ〜、ハリー！』
ハリーは、空高く舞い上がり、次に落下し始める思い出し玉を追いかけた。
そして、地面すれすれで思い出し玉を掴み、軟着陸した。
みんなが歓喜にわいたのも束の間…
マグゴナガル先生がやってきて、ハリーを連れ去っていった。
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トリシア(プロフ) - ＡＲＵＰＡＫＡさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです。出来るだけ早く更新するよう頑張りますね！！ (2019年12月7日 6時) (
レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＲＵＰＡＫＡ - 好きです！次の更新待ってます！ (2019年12月6日 21時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
トリシア(プロフ) - 梨沙さん» ありがとうございます！更新頑張ります(｀・∀・´) (2019年11月30日 11時) (レス) id: 0e6a90cd55 (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - このストーリー私好みです！更新楽しみにしてます！ (2019年11月30日 7時) (レス) id: c5b5bf1a65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花園歌恋（元トリシア） | 作成日時：2019年11月14日 18時
