Fly ページ3
午後になり飛行術の授業が始まった
私は、魔力がないため
箒に乗っても宙には浮けない
そのためこの授業は、見学をすることになった
正直暇なんだよな
ジェ「暇そうですね」
貴「まぁ見てることしかできませんからね。」
ジェイド先輩は、箒を下に置いて
私の隣に座った
ついに飛ぶことを諦めましたか。
ジェ「実は、午前と午後のペアはフロイドとじゃんけんで決めたんです。」
貴「まぁ、先輩がわざわざ自分の意志で飛行術を選ぶとは思えませんしね」
そもそもぺアを勝手に変更すること自体アウトなんだけどね
フロイド先輩がじゃんけんに勝利し、午前の授業をとったらしい
飛行術やる気分じゃなかったんだろうな
貴「…空を飛ぶのって気持ちいいですか？」
ジェ「さぁ、どうでしょう。
僕は、そう感じたことはありませんが
フロイドなら、気持ちいいと答えるかもしれませんね」
感じ方は人それぞれなんだな。
貴「私の世界では、魔法使い＝箒で空を飛ぶみたいな固定概念がありまして、幼い頃はよく私も箒に跨って空を飛ぼうとしました。当然、飛べませんでしたが。」
ジェ「ふふ、飛べずに悔しがる様子が目に浮かびます」
貴「屋根の上から箒に跨って飛び降りた時は、大変でした。」
それから、私は幼かった頃のエピソードをたくさんジェイド先輩に話した
先輩は、楽しそうに最後まで話を聞いてくれた
そして、授業もあともう少しで終わるという所で
ジェイド先輩が箒を持って立ち上がった
ジェ「せっかく、ペアになったんです。
僕の箒でよろしければ後ろに乗ってみますか？」
貴「それは、とても魅力的なお誘いですが
先輩、飛行術苦手ですよね、大丈夫ですか？」
ジェ「アズールよりはマシです」
貴「じゃあ、お願いします」
それから、先輩は授業が終わるまで
私を箒に乗せて、空を飛んでくれた
アズール先輩よりはマシだと、先輩は言ったが
空を飛んでる時のジェイド先輩の顔は少し強ばっていて
ちょっと笑ってしまった
貴「私、先輩とペア組めて良かったです」
ジェ「僕もその言葉が聞けて嬉しいです」
貴「でも次からは、正式な方法でペアを組んでください」
ジェ「ふふふ」
貴「おい」
笑って誤魔化すな
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詩織(プロフ) - モブサイコ１００さん» ありがとうございます！！まさか注意書きから面白いだなんて言ってもらえるとは思ってなかったので嬉しいです！！ (2020年7月30日 21時) (
レス) id: 96403a5128 (このIDを非表示/違反報告)
モブサイコ１００(プロフ) - 注意書きから面白くて好きです！応援しています！ (2020年7月30日 14時) (レス) id: 6acf3cee05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩織 | 作成日時：2020年6月22日 0時
