Avoid ページ32
図書館での一件から数日経った
ある日
フロイド先輩とジェイド先輩が
私に近づいてこなくなった
自分から話かけると無視されるし
なにがなんだかわからない
嬉しいというより、なんだか寂しかった
そこで、私はアズール先輩に相談することにした
貴「…というわけなのですが、何か知りませんか?」
相談がある、と言ったら
VIPルームに案内された
やはりなにか知っているのだろう
アズ「はぁ…でも貴女、いつも双子に悩まされていたのですから
今の状況は貴女にとって、望ましいことじゃないんですか?」
貴「ある日突然無視されたら、逆に困りますよ。」
アズ「そうですか?
貴女は、双子が嫌いだから逃げていてるのだから
困ることなんてないと思いますけど」
なんか今日のアズール先輩、いじわるな言い方するなぁ…。
貴「不思議なことに、あの二人のこと嫌いじゃないんです。
あ、アズール先輩は大好きですよ」
ドゴッ
貴「えっ、いま外で破壊音が…」
アズ「気のせいです、話を続けてください」
貴「嫌いじゃないからこそ、無視されるのはさすがに凹みます。
それに、色々考えちゃうんです」
アズ「なにを?」
貴「…私に飽きちゃったから、もう用済みだから、無視されてるのかな、とか
ほんの少しだけ、寂しいなぁとか。」
アズ「やっぱりあの二人のこと大好きなんじゃ…」
貴「は?
何度言わせるんですか。私が大好きなのはアズール先輩ですよ」
バキッ
貴「ひっ、また破壊音が!」
アズ「ポ〇イドンが暴れているんですよ」
貴「ポ〇イドンがいるんですか!?」
アズ「いるわけないじゃないですか」
いるって言ったの先輩じゃん
アズ「脱線しましたが、話をまとめると
双子のことは嫌いではないし、無視されると寂しいと感じるくらいには二人のことを気に入ってるんですね」
貴「まぁ、そんな感じですね。
あの二人は私の日常の一部みたいなものになってますね。
アズール先輩は、一部ではなく日常の全てですけどね!!」
アズ「ほんとに僕のこと大好きだな、この人。」
若干呆れ気味に言われた
アズ「さて、十分に話は聞けました。
これ以上、外で暴れられても困ります。
…もう入ってきていいですよ。
ジェイド、フロイド。」
貴「は?」
アズール先輩が、二人の名前を呼ぶと
VIPルームの扉が
ドンッ
と開くのではなく
蹴破られた
ジェイド先輩とフロイド先輩の長い脚によって。
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詩織(プロフ) - k65さん» なるほど、スタンガンですか!!盲点でした!え、そうじゃん、スタンガン使えるじゃん…。めっちゃいいアイディアなので次から使わせてもらいます!! (2020年6月22日 15時) (レス) id: 96403a5128 (このIDを非表示/違反報告)
k65(プロフ) - すっごく面白いです私的にはスタンガン使って逃げたら良いのでは?と度々思いましたスタンガンダメですかね? (2020年6月22日 15時) (レス) id: ed6dbf7469 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詩織 | 作成日時:2020年5月28日 22時