Children ページ22
no side
フロ「アズール！」
バキッ
アズールの私室の扉を
フロイドは勢いよくあけ、破壊した
アズ「なんですか、騒々しい。」
書類から目を離し、フロイドの方を見ると
５歳くらいの人間の少女が、フロイドに抱っこされていた
アズ「どこで、誘拐してきたんですか。
騒ぎになるまえに、元居たところに返してきてください。
僕は、知りませんからね。」
面倒ごとを察知したアズールは、関わるのはやめておこうと判断し
すたすたと、自室から出ていこうとする
ジェ「まぁまぁ、話は最後まで聞いてください」
そこへ、ジェイドがやってきて
アズールの行く手を阻んだ
アズ「…仕方ありませんね。
その子供は、どういう経緯でここに連れてこられたんですか。
本当に誘拐でしたら、さすがにマズイですよ」
フロ「誘拐じゃねぇし。
これ、小エビちゃんだよ」
アズールの胃に穴が空く音がした
アズ「…何があって、そうなったんですか」
フロ「実は…」
フロイドが魔法薬学の授業の実験の際に使った、材料を
適当に混ぜて作ったクッキーを、興味本位で
Aに(強引に)食べさせたところ
Aの体がみるみると縮んでいき
気づけば、このような姿になっていたらしい
脱げてしまった制服はきちんと回収し
代わりの服を購買で買ってから
アズールのもとにきて
今に至る。
貴「…」
Aは、混乱しているのか
一言も話さないでいる
ジェ「どうやら、記憶も５歳の頃に戻っているようです」
アズ「はぁ…わかりました。
フロイド、Aさんに食べさせたクッキーはまだありますか。」
フロ「うん、これだよ」
アズ「僕は、このクッキーの効果を打ち消す魔法薬を調合してくるので
二人は、その間Aさんの面倒を見ていてください」
アズールは、大人しくフロイドに抱っこされている
Aの頭を撫でた
貴「…へへ」
するとさっきまで無反応だった、Aがふにゃりと笑った
アズ「…っ…」
フロ「いま、『このままでもいいかもしれない』って思ったでしょ」
アズ「う、うるさい！」
ジェ「おやおや、図星のようですね」
アズールは図星をつかれて、顔を赤くした
アズ「とにかく！
僕は、もう行きますが
Aさんのこと、頼みましたからね！
あと、フロイドは反省してください！」
絶対に怪我なんてさせないでくださいね！
と言い残して、アズールは部屋から出て行った。
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詩織(プロフ) - k65さん» なるほど、スタンガンですか！！盲点でした！え、そうじゃん、スタンガン使えるじゃん…。めっちゃいいアイディアなので次から使わせてもらいます！！ (2020年6月22日 15時) (
レス) id: 96403a5128 (このIDを非表示/違反報告)
k65(プロフ) - すっごく面白いです私的にはスタンガン使って逃げたら良いのでは？と度々思いましたスタンガンダメですかね？ (2020年6月22日 15時) (レス) id: ed6dbf7469 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩織 | 作成日時：2020年5月28日 22時
