とある少女の武勇伝【鬼滅の刃】第ニ！

内緒話 ページ27

翌朝には甘露寺も里を離れて、Aはすることもなく、炭治郎と山を歩いていた。




『そういえば、どこ目指してるの？』



炭「甘露寺さんに教えてもらった、武器を探してるんだ。Aは里を出ないのか？」



『私はまだ刀が出来てないからねー』



炭「そうだったのか！じゃあもう少し一緒だな！」



『ねー！』




ﾋｭﾂ……




2人の間に風が吹く。



否、空気が揺れた。




「ねぇ、僕の女になにしてんの?」





『わぁーお。格好いい登場』




無「ありがと」



？「ちょっと！腕！腕もげるって!!」



風だと思った正体は、時透。


その時透の手には一人の少年がいた。




炭「その子、嫌がってますよ！離してください!!」




無「は？何言ってん……」




『痛がってるよ…？』




無「………………遊んでた」




『あー、そっか！』



？「絶っっっ対、違いますよね!!??」



炭「そういえば君は？俺は竈門炭治郎だ」




炭治郎が聞くと、少年は




小「俺は小鉄です、炭治郎さんと…」



『ん、私は桐葉A。羽柱の。よろしくね小鉄くん』



その後、事情を聞き出し時透はAに叱られた。




『駄目だよ、そうやって柱の立場を悪用するのは』




無「……ごめん小鉄くん……」




小「いや、分かればいいですよ。それと鍵は、炭治郎さんにあげます」



無「え？なんでそうなったの？」




小「いやだってこの中で唯一柱じゃないの炭治郎さんでしょ？それくらいわかるでしょ」




そう言うと、炭治郎に鍵を渡す。




炭「本当にいいの？」



小「はい！ささ！そこのチビとAさんは下山しましょうね？」



無「誰がチビだっ……」




『下まで競走!!』




無「…………A、待って!!」



小「温度差すごいですね」




炭「うん……」

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