ポートマフィア本部昼下がりにて真面目な話 ページ47
「これは……？」
ポートマフィア本部昼下がりにて
太宰治は、廊下に落ちていた一枚の写真を拾った
その写真には先代首領、広津、そして黒いフードを深く被った子供こと先代首領補佐時代のAAが写っていた
「この人は……先代！？広津さんは判るけど……この子は一体……。て言うかなんだこのほわほわした写真……」
その子供がAだということに気づかない太宰は、しばらくその場でその写真とにらめっこしていた
道行くマフィア員に視線を向けられても特に気にするようすはなく唸っていた
(うーん、本当に誰だ……。広津さんの血縁、とか？でもならなんで先代が)
「太宰幹部」
そんな太宰に、たまたま通りかかった広津が話しかけた
太宰は振り向くと丁度良かったと云わんばかりの笑みを浮かべた
「やあ広津さん、丁度良いところに。ところでどうしたの。」
「はい？あ、いえ、落とし物をしてしま……太宰幹部、その写真は……！」
写真を見るなり焦った顔をする広津
そんな広津を見て太宰は一言、ふうんと呟いた
「この写真に写っている子供って誰？それと、何故先代が？」
「それは……」
広津は言葉につまった
理由は単純だった
先代首領に、この補佐の存在を絶対に表に漏らすなと命じられたからだ
広津はAの首領補佐時代の教育がかりにあたる人だった
その為、今現在のポートマフィア員で首領補佐がいたこと自体を知る数少ない一人である
Aはマフィアの脱退時に、自分に関する情報がかかれたものをひとつ残らず消した
森鴎外でさえも、先代に補佐がいたことなど知らない
そして、今太宰が持っている写真は、かつて先代に補佐がいたということを証明するこの世にたった一つの形あるものだった
暫く言い訳を考えていた広津だったが、太宰相手ではすべて論破されてしまう予感しかしなかったためか、素直に言うことに決めたらしい
「その方は、先代首領の補佐だ」
広津の簡潔なその一文に太宰は目を見開いた
「先代首領の……補佐……？そんな話、一言も……」
「太宰くんが知らないのも無理はない。彼の人に関する資料はあの人がマフィアを辞めた際全て焼却されている」
チート故に起こる勘違い→←謎の黒い液体を気にせずに話を続けられる私達は凄いと思う
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結和 - キタァァ⁈ フョウドル推しだから助かる…！ (11月27日 21時) (
レス) @page44 id: a19816eba0 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(プロフ) - 結和さん» ありがとうございます！三つのテスト地獄が終わったら本格的に更新再開すると思います！！ (9月19日 12時) (レス) id: 72467f8a63 (このIDを非表示/違反報告)
結和 - 続きが気になる〜！ (9月19日 6時) (レス) @page36 id: a19816eba0 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(プロフ) - イチｨｨｨｨｨ!?さん» あっざいます！！！！！ (9月3日 16時) (レス) id: 0bce2c5a7e (このIDを非表示/違反報告)
イチｨｨｨｨｨ!? - まじ最高です神作作ってくれてありがとうございます更新楽しみに待ってます！！！！！ (9月3日 14時) (レス) @page36 id: eb59d2896b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三斗 | 作成日時：2023年3月4日 12時
