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陰鬱な死にたがりside



収容室の扉が開いた

「作業早めに来ちゃった」

そう言い笑う彼女

えーと、そうだリサちゃんだ


「鬱くん」

頬を少し赤らめて
手を握られる





「!、え、」

その手を振り払った

彼女は目を丸くして驚きを浮かべている


「どうしたの鬱くん、なんで、?」

『、、すまんけどもう来ないでもらってええ?』

そう言うと彼女は頬を引きつらせた


「何でそんなこと言うの、?私、鬱くんのことが好きなのに、」

『僕、本命の子ができたから。』

「そんな、納得できない!」

そう叫ぶ彼女

微かに目に涙を溜めて肩を震わせている

『納得してもらわんでええし、僕が悪いから恨んでもらってもええけど、もう来んといてな。』

「酷いよ、そんないきなり、」

涙を流し泣き出す

そんな彼女を見てもなんとも思わない



『作業対象変えてもらうとかもできるんやろ?もう君とは会わへんから。』

「嫌、ねぇ、鬱くん、うそでしょ、、?」

そう言いながら腕を掴んでくる

その手を振り解く


『もう君と僕は、職員とアブノーマリティ、それ以外の何でもないから、もう来ないでな。』

そう強く言うとリサちゃんは涙を流し
作業も放って収容したから出て行った

もうそんなことはどうでもいい



『僕の大切な人はAちゃんだけやから。』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ねぇねぇ寮で自殻した子がいるって知ってる?」


「知ってる、リサちゃんでしょ?陰鬱な死にたがりの収容室に入り浸ってた子。」


「陰鬱な死にたがりって女子に人気があるけどあの子は異常だったもんね、彼と私は両思いとか言って。」


「ね、容姿が人間でも私たちとは全く違うのにね。」

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狐火(プロフ) - 続編の方も拝見させて頂きました!更新、楽しみにしてますね! (2021年7月30日 14時) (レス) id: a78dc8dbc5 (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 更新楽しみにしてます! (2021年4月3日 13時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こちらこの作品の続編となっております。→ https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kouhakuse1/ 良ければ覗いてみてください (2020年12月19日 23時) (レス) id: 03b97d8407 (このIDを非表示/違反報告)
- https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kakure12/  この作品の続編となっております。ログインできなくなってしまったので別垢にて更新します。よければ見にきてくださいね。 (2020年6月7日 18時) (レス) id: d2e678ea72 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - あ...好きです(唐突な告白)素晴らしい作品ですね...作者様と気が合うかもしれないなぁ... (2020年5月21日 23時) (レス) id: 8d298a3565 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月26日 18時

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