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『と、取り敢えず落ち着いて！』
すすり泣く鬱を一旦座らせる
『疲れてるんだよ、よし寝よう。ちょっと待ってて』
ポカンとしている鬱を置いて部屋を出た
『はいブランケット。布団は流石に持ってこれなかった、必要だったら言って、今度持ってくるから』
はい。と鬱にブランケットを渡す
『次の作業別の職員だったけど変わってもらったからさ取り敢えず寝な。』
そういうと鬱が涙を拭いポツリポツリと話し出した
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職員の女の子たちな、僕と一緒にいると楽しいって言ってくれるねん。
、、別にそれが嘘であろうと何だろうとえぇんやけど。
わざわざ来てくれて僕も嬉しかってん、、最初は。
何週間か経って思って、何で僕この子たちと居るんやろって思ったん
あの子ら自分のことばっか話して僕のことはどうでも良さげやねん
ある子が「大切な人と一緒なら言葉がなくてもそばに居るだけで幸せ」や、言うとったけど、僕は全然幸せやなかった
僕にとってこの子らは大切な人やないんやな
そう思ったら嫌になってしもうて
あの子らがそばにおっても辛いだけやった
どんどん死にたくなってん
鬱がこちらを見て笑う
「でもAちゃんは気づいてくれた。
それがぼくめっちゃ嬉しかってん。
ちゃんとぼくを見てくれてるって思って、凄い幸せやった。
ありがとぉな。」
嬉しそうに笑って隣に座る私の肩に頭を乗せた
「ちょっとだけ寝るからそばにおってや」
『わかった。』
そう言うと鬱は目を瞑り、眠りについた
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2、3時間経ち鬱が目を覚ました
『おはよう鬱、よく眠れた？』
「お陰様で。」
ぐーっと伸びをする
「ほんまありがとうなAちゃん。あと迷惑かけてごめんね。」
『大丈夫、でもちゃんと寝ないとダメだからね。』
と言うと、はぁい。と気の抜けた返事が返ってくる
はー、と息をつき立ち上がる
『そのブランケットあげるね。また何かあったら言って、じゃあね。』
「またね。」
手を振ると鬱は幸せそうに振り返してくれた
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狐火(プロフ) - 続編の方も拝見させて頂きました！更新、楽しみにしてますね！ (2021年7月30日 14時) (
レス) id: a78dc8dbc5 (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 更新楽しみにしてます！ (2021年4月3日 13時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
隠(プロフ) - こちらこの作品の続編となっております。→ https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kouhakuse1/ 良ければ覗いてみてください (2020年12月19日 23時) (レス) id: 03b97d8407 (このIDを非表示/違反報告)
隠 - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kakure12/ この作品の続編となっております。ログインできなくなってしまったので別垢にて更新します。よければ見にきてくださいね。 (2020年6月7日 18時) (レス) id: d2e678ea72 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - あ．．．好きです(唐突な告白)素晴らしい作品ですね...作者様と気が合うかもしれないなぁ... (2020年5月21日 23時) (レス) id: 8d298a3565 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：隠 | 作成日時：2020年1月26日 18時
