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コネシマは死体を何体も引き連れたまま
部門を徘徊している
楽しそうに鼻歌交じりに歩き回ってやがる
その廊下にあった死体も彼に引き連れられるから
数がどんどん増える
どうすればいい
徘徊していたコネシマがあるアブノーマリティの収容室前で、止まった
その扉の中を見透かしているかのようにジッと見つめている
と、くるりと体の向きを変え歩き出した
あの収容室は、たしか、、、
『分かったぞ、、』
コネシマが角を曲がった瞬間駆け出す
私の考えがあっていれば、恐らく、、、
収容室の扉を勢いよく開ける
当たりだ
この収容室に収容されているアブノーマリティ
《眠り猫の笑み》
そのずっと閉じられていた瞳が爛々と光っている
コネシマが言っていた、王様は猫が嫌いだということ、この収容室から離れていったこと
やはり猫が鍵なんだ
紫色の瞳でジッと私を捉えている
『眠り猫の笑み、頼みがある』
その言葉を聞くと同時にニタリと笑い、
私の意思を読んだかのように、収容室から飛び出していった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
眠り猫の笑みに続いて走る
場所が分かっているか、迷うそぶりも見せず走る
コネシマを、視界に捉えた
「ｯいってぇ！」
眠り猫の笑みが飛び跳ね、長い爪でコネシマの顔を引っ掻いた
コネシマの振るった剣をひょいと避けて着地する
「、、猫、？、、A、お前やりやがったなぁ、」
コネシマが眠り猫の笑みに向かって剣を構える
不機嫌そうな、嫌そうな顔をして猫を見る
眠り猫の笑みもまた同様に、不快そうな顔をする
斬りかかるコネシマを避けて眠り猫の笑みが飛び跳ねる
「久しぶりですね、先輩。」
青年の声
眠り猫の笑みが着地した場所には一人の青年
ヘルメットを被り、斧を握っている
「ほんまに、、久しぶりやな、ショッピ。」
口調は笑っているが目は笑っておらず
どちらも殺意を持って相手を睨みつけている
「ほんまに変わってませんね、アンタ」
「それはこっちのセリフや、！」
コネシマが剣を大きく振りかぶり斬りかかる
それを眠り猫の笑み、、ショッピが斧で受け止めた
ガチンと金属同士がぶつかり合う音が響いた
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狐火(プロフ) - 続編の方も拝見させて頂きました！更新、楽しみにしてますね！ (2021年7月30日 14時) (
レス) id: a78dc8dbc5 (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 更新楽しみにしてます！ (2021年4月3日 13時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
隠(プロフ) - こちらこの作品の続編となっております。→ https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kouhakuse1/ 良ければ覗いてみてください (2020年12月19日 23時) (レス) id: 03b97d8407 (このIDを非表示/違反報告)
隠 - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kakure12/ この作品の続編となっております。ログインできなくなってしまったので別垢にて更新します。よければ見にきてくださいね。 (2020年6月7日 18時) (レス) id: d2e678ea72 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - あ．．．好きです(唐突な告白)素晴らしい作品ですね...作者様と気が合うかもしれないなぁ... (2020年5月21日 23時) (レス) id: 8d298a3565 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：隠 | 作成日時：2020年1月26日 18時
