復讐者の最高責任者は雄英高校の生徒！？【轟焦凍】 (ページ28)

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24　化け物ページ28

黒い靄を爆破させ地面に押さえつけた爆豪

それとほぼ同時に

「てめェらがオールマイト殺しを実行する役だとだけ聞いた」

化け物の下半身を凍らしながら現れた焦凍

そしてその一瞬緩まった化け物の手、その隙に抜け出すオールマイト

予想外の生徒の乱入に驚いた様子の敵

そんな男に向かって個性で殴りかかる切島君だったが避けられてしまう

「くっそ！！！いいとこねー！」

「スカしてんじゃねえぞモヤモブが！！」

「平和の象徴はてめェら如きにやれねぇよ」

爆豪が黒い靄の弱点を暴き

黒い靄に怪しい動きをしたと判断したら爆破するとおおよそヒーローらしからぬ脅し文句を言う

「脳無、爆発小僧をやっつけろ。出入り口の奪還だ」

焦凍に上半身の半分を凍らされてなお化け物は、忠実に手の付いた男の言うことを聞こうと無理やり体を動かす

その為、凍っていたところが音を立てて崩れる

そしてショック吸収だけでなく超再生というなんともチートじみた個性を持っていることが発覚した

『(ショック吸収に超再生ねぇ・・・・)』

個性は反則的な者・物が存在する

この化け物の個性もその一つだろう

化け物は爆豪に殴りかかろうとする

それを防ごうとこちらに走ってくるオールマイト

『(一か八か・・・！！)』

ここには完全な裏の人間はいない

それならば、バミューダの説教覚悟で夜の炎を使い化け物の攻撃から爆豪とオールマイトを離す

「かっちゃん！！？避けたの！？すごい・・・！」

「違えよ黙れカス」

爆豪を庇って攻撃を喰らうつもりだったオールマイト

「一体、何が・・・！」

いつまで経っても来ない痛み

不思議に思いながらオールマイトは自分の横に立つソラに気付く

そして瞬時にソラが自分を助けてくれた事を悟る

『間一髪・・・・よかった』ボソッ

爆豪を庇ったオールマイト

それを避けるように化け物を夜の炎で後ろに飛ばしたのだ

『(手の付いた男は・・・・・)』

警戒を怠らずにちらりと盗み見る

「(子供を庇った？だが・・・・)」

ソラの仕業とは気づいた様子はない

『(・・・・・・よし、気付いてない！)』

と、安泰する

「・・・まぁ、いいか」

特に気に留めた様子はなく

つらつらとこの超人社会について自分たちは怒っていると述べる

「そういう思想家の目は静かに燃ゆるもの自分たちが楽しみたいだけだろ嘘つきめ」

「バレるの早・・・」