S 第六話 ページ7
部屋の奥へと進んでいくと変な鳴き声的な音がしたような…。
え、もしかして猛獣ここにいるの!?
だからあんなにドアが大きかったんだ。
私の開けたドアは人間サイズってことでその隣には大きなドア。
ドアというより扉というべきか。
猛獣いるとか私、ここで死んでもおかしくないんじゃないかな。
いや、目玉で死ぬよりここで一気に喰われた方がまだマシなんじゃ(
ああ、もう自分は考えすぎだ!
気がついたら、食の世界なんだよ?
誰でも混乱するよね、まずなぜここへ「トリップ」ができたのかが不明だけど。
『誰かいますかー?』
自分ってこんな場所で大声でいうなんて
隙がありすぎるんじゃ…ってか部屋にリュック忘れてきた←
勉強道具とかあったけど私の大切なイラストたちがあああ!
もう、最悪だ…。
「グルルルルゥ…」
『や、やっぱり猛獣いたんだ…』
驚いたが、電気がついた。
誰かいるんじゃないかって思ったけど誰もいないしセンサーでもあるのかな?
猛獣たちは(まあそれは怖いよ)大きな檻の中に入れられてる。
じーっと観察するかのように見つめてると
意外と可愛いんじゃないかな←
って思ってきた、え?可愛くない?まあ、見た目はあれだけど
なんていうか、「お腹空いた」とか言ってそうで可愛いかなって。
「お腹空いた〜!」
『!!』
え、今、目の前にいる猛獣しゃべったような…?
気のせいだよね。
「ねえ御飯ちょうだいよ?」
『しゃべれるの…?』
でも、それは気のせいではなくて本当だったようだ。
何度も「お腹空いた」と耳に入る言葉。
目の前にいる猛獣が言っている。
「わかるの?」
『えっと、まあ、なんでわかるかわからないけど聞こえる?のかな』
なんかこれ、猛獣としゃべってたら
みんなは猛獣としゃべれないわけだし(多分)、独り言に見えるよこれ。
「あそこに御飯あるから喰いたいんだけど、とってきてくれる?」
『ん、わかった』
あそことは、大きな冷蔵庫みたいな…。
あれを開けろと?どうやって開ければいいのやら…。
『あれ、これってパスワード?』
パスワードを入力するようになってあった。
これじゃあ開けれないんじゃないかって適当に押しても反応なし、やっぱり。
うーん、どうしよう。
私はここ、猛獣の部屋で悩んでいた。
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雪7(プロフ) - コメント返し遅れてすみません!トミー可愛くなれたか不安だったのですが、安心安心( (2013年11月18日 19時) (レス) id: 33d1705a7e (このIDを非表示/違反報告)
沙也加(プロフ) - トミー可愛いな( ̄▽ ̄) (2013年11月4日 18時) (レス) id: 402e711999 (このIDを非表示/違反報告)
トミー - トミーちゃん可愛いっす(*゚▽゚)ノ (2013年11月4日 14時) (レス) id: cd3f515314 (このIDを非表示/違反報告)
トミー - 30話おめでとうございます! (2013年10月26日 17時) (レス) id: cd3f515314 (このIDを非表示/違反報告)
沙也加(プロフ) - アカンアカン!!トミー様危険!?来るなぁーをエコーで言いたいきぶんたよf^_^;) (2013年10月25日 23時) (レス) id: 402e711999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪7 | 作成日時:2013年9月11日 17時