【進撃】彼のどんな○○が見たいですか？☆短編集６【リヴァイ】

エレリ６　 ページ29

リヴァイ「はぁ・・・寝言は寝て言え。思春期こじらすのもいい加減にしろ。相談ならのるからな・・・。チッ・・・

埃まみれで気持ち悪い。

おい！さっさと、資材運ぶぞ」





衣服を整え、私情？は今は切り捨てた。

教師としての当初の目的に目を向ける。





きっと俺の想像も付かないような絶望的な顔をエレンはしてるだろうと思う。

だから思いやれない、振り返れない。









体育倉庫の奥へと進んで目的の物を見つける。

　
どう運ぼうかと思案して、振り返る



リヴァイ「なぁ、エレ・・・んあ！！」




と、同時に衝撃を受ける。


エレンに正面から抱きすくめられるように押さえつけられた。




エレン「・・・返事ください。今の・・・俺に対する気持ちの！」









ま、マズイ



心が引っ張られる




いわゆる情が沸くってヤツか・・・？






無表情のいつものまま・・・頭だけは混乱していて・・・・







エレン「・・・返事すらくれないんですね。では

、俺は俺で・・・したいようにします。嫌なら突っぱねて下さい」




悲しいような絶望を含んだ顔で言い放たれる。



余計に困惑する。









　
　
　
俺はどうしたんだ・・・・


心臓が・・・痛い


泣き顔なんて見たくない。


そりゃ小さい頃から見てきた教え子だ・・・


いや！そんなのは関係ない！


目の前のこいつを殴って蹴り上げて黙らせば・・・・いいだけ・・・







　
それをしたくない。


苦しい。





エレンがするっと上着の裾から指をすべりこませる。





エレン「黙ってたら・・・このまま・・・襲いますよ・・・？」





充分襲ってるだろうと心の中で毒付きながら唇を噛み締める。





せめてもの抵抗で下からギリっと睨みつける。




一瞬怯んだが、すぐにそれは哀しみを含んだ泣きそうな顔の笑顔に変わり


「殴って、蹴って、罵って、逃げればいいんですよ」



そう言って静かに俺の首筋に顔を埋める。



「ーーーッ！」


体が強ばる。



生暖かいエレンの舌が首筋を舐め上げたから


その反応を見て満足そうに吸い上げられる。



チクリとした痛みにビクリと体が震える。



嫌だ・・・こんなの・・・・


でも、突き放せない。


何でかその行為を甘んじて受けてしまう自分が居た。

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