雪の幻影 ページ13
A「俺、情けないな。いつからこんなに弱くなっちまったんだろう」
リヴァイ「普通だろ。確かにあんたは強気だし、全てにおいて強い。でも人間だろ?
弱くなる時だってあるし、・・・頼ったって良いんだ」
照れ隠しの様に、髪をサラサラと撫でていじり始める。
リヴァイ「俺はまだガキだが・・成長はしてるつもりだ。巨人を倒せる程に。あんたと肩を並べられるくらいに・・・」
確かにこいつはこの短期間で驚く程強くなった。
最初は俺に噛み付くクソガキだと思っていたが、今では充分対等であってもおかしくない実績と戦闘能力を身につけた。
リヴァイ「なぁ、あんたの全部が欲しい・・・。なんて言ったらあのクソ野郎と一緒になっちまうかな?
弱ってる所を悪いが・・・付け込ませて貰う」
A「は、ははは。素直だな」
リヴァイ「・・・正直、悔しい。バルトにあんたを抱かれた事が・・胸の中で引っかかってずっとジクジクと痛むんだ」
バルト・・・・
あれは不意を突かれたし、思い出したくもないが
その行為よりも、それをリヴァイに見られた事が陵辱された事実よりも辛かった。
A「・・バルトといい、お前といい、俺は男だと言うのになぜそうしたいと思うんだ?」
リヴァイ「あいつと一緒にはされたくない。
好きだから、お前を感じたいんだ。総てを曝け出して見たいと思うのは男の性じゃないか?その対象がたまたま男だったってだけだ」
A「そうだな。雪の魔物が見せた一夜の幻影とでも思えばいいか・・?クスクス
俺も・・リヴァイを感じたい」
両手を伸ばしてリヴァイの首を抱き寄せて、肩に顔を埋める。
思い出してしまったまたあの日の事が、背筋からどす黒く染め上げるように心を汚していく。
A「忘れさせてくれよ・・。全部、リヴァイで上書きしちゃってくれよ」
肩が恐怖に震えだす。
された行為より自分の中を渦巻く何かが怖かった。
リヴァイ「・・・・全部食ってやるよ。残さず。一切合切。
だから全部見せてくれ・・・Aを・・・」
リヴァイの唇が近づいてきて、瞳を閉じる。
今日、この日リヴァイの総てを受け入れた。
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ミルクレープ - リヴァ×主最高すぎて……バタッ(死因:鼻血&吐血による失血死) \(^o^)/ (2019年10月2日 18時) (レス) id: 8c7172726c (このIDを非表示/違反報告)
とりすけ(プロフ) - 赤は血の色!さん» (´・ω・`)o□ハンカチ準備万端です! (2014年2月5日 6時) (レス) id: d42fc90927 (このIDを非表示/違反報告)
赤は血の色! - 鼻血がでそうです! (2014年2月5日 6時) (携帯から) (レス) id: e4cdd2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
とりすけ(プロフ) - にゃおさん» 削がれたいわけですね!判ります← リヴァイ(例のあの顔)で、グルグルザシュザシュザシュ!・・・何度でもズタズタに切り刻んでやる← コメありがとうです♪謎な文書ですがまた良かったら遊びに来て下さい♪ (2014年2月4日 15時) (レス) id: 51327fd6ec (このIDを非表示/違反報告)
とりすけ(プロフ) - 四季 奏さん» (´∀`)bバルト殺っといたぉ← っていうかもともと戦死予定でした(笑)扱いが超ぞんざいwww死ぬシーンすら出てこないというwwww (2014年2月4日 15時) (レス) id: 51327fd6ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とりすけ | 作成日時:2014年1月22日 1時