【ワートリ】ボーダー最強様はいつも退屈。（仮）２

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楽しみだ、楽しみだなあ。




「管。」

落ち着いた声が私の思考を遮る。東さんだ。

『…東さん。あれは私がもらいます。私にください。』
「ここは隊員で協力して確実に仕留めるべきだ。」
『でも…』
「管。」
『うっ……。』

東さんと話していると、忍田さんと話しているように感じられる。

『…わかりましたよ！でも、私は連携なんてできませんよ？』
「わかっている。だから俺の指示に従えばいい。それ以外は、任せる。」

任せる、か。

『わかりました。でも公平はもらいますよ。』
「それでいい。」

「で、結局俺はサポートなんすね。」

当たり前だろう。弾数で言ってもお前以外に適任がいない。そもそもこの場でサポートを任せられる人間はお前か東さんくらいなものだ。ここにB級が何人いるかは知らんが、名前すらわからない。


「そもそも管さん、ここにいていいんすか？」

『市街地はすでに壊滅状態だし、人型との大規模戦闘だ。不可抗力だ。不可抗力。この建物が倒壊したとしてもあの人型がやったことにすればいい。問題ない。』

「うわぁ…。」
「つーか建物の問題じゃないような…。」


『御託はいい。さっさと行くぞ。…公平、私の前に道を拓け。』
「…かっけえなあ…了解です。」



正直なところ、私一人で戦いたかったが、長期戦になれば他の部分に回れなくなる。相手が何人だか知らないが、私が全員片付ける。


できることならすべてにおいて単騎決戦がよかったが、東さんは、怒ると、怖い。


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