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「う、ぷ…」
「は？え、ちょッ！？待ってAさん待って！！タライ持ってくっから！！」
「っく…気持ちわりい」
なんとか抑え込んだらしいAさんが半分起き上がった俺にもたれかかる
「飲み過ぎっすよ……つか、さっきのって」
「さっきぃ？あぁクソ頭ガンガンする…よく覚えてねえ…」
「は？憶えてないって、さっきのも？」
「さっきのってなんだよ……」
参った声は、本当に憶えていないらしい
憶えてないって、は？嘘だろ
だって、告白だったじゃん
俺のもんだからって、完全に告白じゃねえか
「Aさんの馬鹿野郎！！」
「はあ…？」
酒臭いAさんを無理やり寝かせて、俺はベッド脇に座る
「もう寝てっし……」
寝息を立てるAさんは、多分泥酔
顔赤い
弱ってるし
さっき、俺、それなりに覚悟したのになあ…
「Aさん……」
でも、あれが本心なら
普段言わないだけで、本当はそう思ってんなら
俺とAさんは、両想い
りょうおも
「いッ…！？」
考えると、かなりはずい
嬉しいけど、これが空回りだったらきつい
……。保険かけとこ
「Aさんは俺のことが好き。Aさんは俺のことが好き……」
耳元で囁く
「っさ……」
虫を払うように、小さくAさんが寝言を零した
俺は構わず囁いた
すると、また小さく零した
「いち……」
「っ…Aさんは俺のことが好き……っすか？」
不安な心の核心が漏れる
俺の溢れる好きをAさんに伝えても、相手にされないことは
もういつものことだとわかっていても、辛かった
「Aさん…俺は…好き、すよ？」
頼むから
届いてほしい
受け容れてほしい
完全に寝てしまったAさんは、応えることは無かった
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Last(プロフ) - ショコラさん» 残り数話ですが頑張って更新再開します。お待たせして申し訳ございませんでした…！ (2019年12月11日 23時) (
レス) id: ec5508f4a5 (このIDを非表示/違反報告)
Last(プロフ) - 遥翔さん» 長らくお待たせしてしまい申し訳ございません。ぼちぼち更新を考えております。ありがとうございます…！ (2019年12月11日 23時) (レス) id: ec5508f4a5 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - 完結出来るその日まで、待ち続けます！ゆっくり休んでください (2019年10月19日 12時) (レス) id: 66813c167e (このIDを非表示/違反報告)
遥翔 - ずっと気長に待っているので安心して休んでください！ (2019年10月18日 23時) (レス) id: fbd4c1da15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Last | 作成日時：2019年9月7日 23時
