【ヒプマイ】Tactics of love!!2【男主】

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環境というものは、人を莫迦にするのだろう



「いやー君の働きには全く＿」
「いやいや信頼してくれる部下の＿」



という上司とその上司の会話を横で聞いている俺
部下と後輩が俺の顔色を窺っている

名目上は打ち上げ
俺にとっては地獄としか言いようがない

上司のミスは俺のミス
俺の手柄は上司の手柄

観音坂さんとこは稀とか言っといて、俺んとこもかなりブラックだ



「はぁ…」
「宴会の席で溜息とは弛んでるぞ伊坂くん」



俺を肘でつついて百面相の上司が嫌な顔をする


今まで一夜にして数千万の金が動く世界に浸っていた俺にとって
一ヶ月で20万そこらというのは、正直

割に合わねー…


結局俺は早々にお開きとなった後、2次会に出席せず別の店でヤケ酒した
上司にグチグチ言われそうだがどうでもいい


＿


俺は飲む方だと思う
酔っても払うもんは払うし


飲みの席でやらかさないように自分でも割と気を付けてる方だ


方だ…った



「……」
「……」



お互い見つめ合う

俺は相手を、見下ろしているわけだが



「あ、あ、あのッAさんッ！？おおおおれッその……できれば、優しく…」

「何してんのおまえ」

「はえ？」



どういうわけかそこは一郎の部屋のベッドで

どういうわけか俺の下には一郎がいて

どういうわけか一郎を組み敷いている


どういう状況だ……？



今俺にわかることは

アルコールのせいで、今にも

吐き、そ

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