能力荘の非凡な毎日 (ページ4)

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～回想～朝ごはんの出来上がり。ページ4

能力荘の住人の方々は、おいしそうにトーストを頬張っている。

私は、このトーストを運んだり、お手伝いしたのだ。
☆
よし、今日の献立は何にしようかな～。

という思考から私の1日は始まる。

朝早く出勤する人がいるので、その人達へのお弁当も作らなきゃ。

何にしようかな。

とりあえず起き上がり、部屋から出て台所へ行った。
☆
そして今私は、サンドウィッチを作っている。

お弁当用に５㎝位の正方形を２つ。

斜めに切って、具材が見えるようにする。

私一人じゃ全部出来ないから、同じ賄いの目倉さんにお手伝いしてもらう。

私はお弁当。目倉さんは朝ごはん。って感じ。

そして卵焼きに海苔を挟んだものと、ウインナーを入れて。

軽ーい揚げ物という意味で、ミニ春巻きを作った。

よし。出来た！

喜んでくれますように…！
☆
出来上がったものをどんどん詰めていく。

詰め終わると、目倉さんのお手伝いをした。

トーストを運んだり…。

バターや、能力荘オリジナルイチゴジャムを持っていったりね。

うん、我ながら完璧かも…！

みんなが起きてくるまで、絵でも描いてくるかな。
☆
うーんと、今の時刻は？

みんなが起きてくるまで5分しかないや。

じゃあトースト、まだ暖かいね。

よかった。

下に行っとこ。賄いらしく。
☆
「飛彩ー！」

彼岸か。朝から元気だな。

「あ、彼岸。おはよう！今日の朝ごはんはトースト。イチゴジャムにする？それともバター？」

ちょっとテンパり、長いセリフになってしまった…。

そこにとんとんとんとおりてくる女の子。

あ、えっと確か、聖籠鷹央ちゃんだっけ？

もう一人の子とは仲良かったかな？わからないけど…。

「みんなはどうするー？これ、イチゴジャムかバター選べるけど…？」

能力荘での新しい日常が始まりそう…！かな。

私はニコッと笑いかける事が出来た。