はちじゅうにかいめのちゅー ページ2
「……………ねぇ、おじーちゃん。」
「ん？どうした？」
「あのね、ううん。やっぱり、何でもない。」
あと1回だけ、見習いを迎えてみたい。
そう言いたかったけれど………………………
本能が、告げた。
今、見習いを受け入れたところでまた、僕が傷つくだけなのだと。
「……そうか。なぁ、Aや。」
「ん？」
「お前は、ここで…………
ここで暮らしていて幸せか？」
「うーん、おじーちゃんがいて、吉光達がいて、それで、多分、普通の人みたいに生活できて」
そんなに幸せなことって、ないんじゃないかな？
そういうと、おじーちゃんは目を伏せた。
「そうか。」
「どうしたの？」
「いやな、少し気になっただけだ。」
「そう。でも、みんな過保護だよ。
僕だって、もう…………」
大きくなったんだよ。とおじーちゃんの膝に頭を乗せると
「そうさなぁ。
でも、まだまだ赤子のようだ。」
とおじーちゃんが笑った。
「それはおじーちゃんが長生きしてるからでっ！」
「そうやもしれぬな。」
「それに、少しはみんなの手伝いしたいよ。」
「なんだ、まだ断られているのか。」
「やっぱり包丁は危ないからダメだって。」
「はっはっはっ、肉が切れてしまうからな。
俺達なりの、配慮だ。」
「別に、気にしないのに………………」
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緋影露2(プロフ) - 涙が止まりませんでした...もっと早くこの作品に出会えればと思いました（ ; ; ） (2021年4月1日 10時) (
レス) id: bf54cc50c3 (このIDを非表示/違反報告)
堯 - 初めて泣かせて頂きました...(T ^ T)このような素敵な物語を本当にありがとうございます。 (2017年2月21日 23時) (レス) id: 3433efef78 (このIDを非表示/違反報告)
そうすけ - 久し振りに泣けました(T▽T)最初から最後までぶっとおして読んで感涙して涙ながら全部読んだ。更なる番外編とか続き物ってのは無いですかね(苦笑) (2017年1月13日 21時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
愛結夢@AB(プロフ) - 涙腺崩壊です（；＿；）あの図々しいかもしれませんがこの刀剣と男の子の死後の物語を書いてくれませぬか？来世もまたこの本丸でともに過ごすとか… (2016年12月14日 1時) (レス) id: 600eb0b4ba (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - お疲れ様です。続編を書いて欲しいです！ (2016年11月29日 23時) (携帯から) (レス) id: 0d9640b820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンネ | 作成日時：2016年8月28日 6時
