•異能力実験_第3回 ページ41
〈nosaid〉
太「…あ、与謝野女医」
国「概要を知っていたんですか!?」
突如。何処からともなく現れた(恐らく医務室から出て来た)与謝野。
現れたかと思えば、皆が分からなかった問いの答えを言い当てた。
与「知ってるも何も、妾が”「治療する代わりに、概要を教えてくれないか」”って云ったら、直ぐに教えてくれたんだよ。」
「別に教えなくても良かったのにねェ」と言葉を零す与謝野に、皆鳥肌が立ったとか。
与「…で、乱歩さんは何をしようとしてたんだい?」
乱「僕は疑問に思ったんだよ。《変化中、他の生物や人間に途中変化した場合。その時間制限はプラスで設けられるのか》って。」
__人物の場合は30分、生物の場合は25分しか姿を変える事が出来ない。
Aの異能力は便利でありながら、不便でもあった。
それを見兼ねた乱歩が、先刻云った様な提案をして実験をやった結果…。
乱歩の思った通り。変化中に、他の生物に変化すると制限時間はプラスされた。
…然し、メリットばかりではなかった様だ。
『制限時間、増えるには増えるんですけど…
敦「あ、元に戻ってる」
乱「…今回は犬から猫に変わって、犬の時より1分減って7分か…」
「最初の頃より大分減ってきたね」と、懐に懐中時計を仕舞いながら云う。
確かに、本来なら25分変身出来るが…7分となると、18分も縮んでしまっている。
『やっぱり一つに絞った方が良いんでしょうかね…。』
乱「そんな直ぐに諦めたら駄目だよ。時間伸ばすんだったら、根性と気合が大事だよ!」
”伸ばす”と云う言葉に疑問を持つ。
ふと、太宰とAの目が合う。そしてAは、ハッとして
『…真逆、』
太「A君のその”時間制限”と云う
乱「御名答!」
『嘘ぉん…』
この真坂の答えに、ヘニャヘニャと地べたに座るA。
先刻。あんなに追いかけ回された事から、生物の姿に変わって走り回るのは懲り懲りの様だ。
乱「そ、こ、で!動物の姿を継続出来る様に…太宰!犬の姿となったAと一緒に、散歩に行ってこい!」
太「え、」『えぇぇぇぇぇええぇ!?』
太「乱歩さん、私…イヌ、ニガテ…」
乱「大丈夫!僕の中では制限時間を覆す事が出来てるから!」
『それは乱歩さんの頭の中でしょう!?』
_まだ、解放されない
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( ◜◡◝ ) - 更新頑張って下さいね!応援してます! (2022年9月18日 0時) (レス) id: 1ac35838e6 (このIDを非表示/違反報告)
( ◜◡◝ ) - お茶漬け食べてるとこで思い出しました…( ◜▿◝ )中也の声やってる谷山紀章さんは永谷園の鮭茶漬け一択なんだそうですよ?( ◜ω◝ ) (2022年9月18日 0時) (レス) @page32 id: 1ac35838e6 (このIDを非表示/違反報告)
虎の実況席(プロフ) - ててってーてってててさん» 有難う御座います!ネタを頑張って考えて、更新も頑張りますね! (2021年10月15日 17時) (レス) id: 1ad4b84e65 (このIDを非表示/違反報告)
ててってーてっててて - あなたは神だな(確信) 更新されててすごい嬉しかったです! 一話一話おもしろい!更新ふぁいと〜 (2021年10月15日 15時) (レス) @page40 id: 98a70de313 (このIDを非表示/違反報告)
虎の実況席(プロフ) - 狼煙さん» ありがとうございます!!無事に更新出来ました!ご心配•応援ありがとうございます! (2021年10月7日 7時) (レス) id: 1ad4b84e65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虎の実況席 | 作成日時:2021年9月15日 0時