にわか、トリップしたってよ【文スト】

・此処は＿20 ページ21

如何も、Aです。






只今、探偵社員からの視線グッサグサで俺のメンタルがヤバいです。

豆腐で例えたら、柔らかい豆腐に鉛筆がブッ刺さってる感じです。




江「只今〜！」

「「「お帰りなさい！！」」」




一言言えば、社員の人達から「お帰りなさい」と返される江戸川さん…
何処かの坊ちゃんですか…





すると社員の中から1人。さっき俺を叱ってきた……






「む！小僧！何故乱歩さんと一緒に居るのだ！！


…真逆、乱歩さんにも迷惑をかけたのか？」





真面目眼鏡さんだぁぁぁ

遠くに居た筈なのに、ズンズンと此方に近付いて来て、もう目の前にまで居ました。





ちょ、待って下さい…真面目眼鏡さんの周りに漫画でよくある「ゴゴゴゴゴ」ってのが見えます…

あとすんごい眉間に皺が寄っています…怖い。







『え、あの俺…別にそんな事h(江「辞めなよ国木田。大人気ないよ？」…江戸川さん…。』








俺が反論をしようとした時、俺と真面目眼鏡さんの間に江戸川さんが割って入って来た。
江戸川さんが上司だからか、真面目眼鏡さんはこれ以上言う事が出来ない様ですね。




「し…然し…」

江「これから僕とAは、社長と大事な話があるの！それに国木田、あまり眉間に皺寄せ過ぎると後輩から良いイメージ持たれなくなっちゃうよ。」



なんか意味ありげな言葉を言い、「よし、改めてしゃちょーの所に行こー」と俺の手を握って歩き出す江戸川さん。






凄い天真爛漫な…方ですね。







少し社の中を歩き、改めて社長室の前まで来た。扉越しでも分かる位、オーラが違いますね…。





しかし流石江戸川さん。ノックもせずに「しゃちょ〜！僕だよ、入るね〜」と入って行く。









もうなんか…着いていけません(身体もトリップしたと言う事も)



小鳥遊A。これから社長と大事な話があると言うのに、心身ともにクタクタです。

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