いつまでも【トラファルガー・ロー】 (ページ13)

今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:25,265 hit

いつまでもページ13

一方はるなは先程と同じ場所に来ていた

どうやら海の波の音は、はるなにとって心安らぐサウンドらしい

はるな「、、、はぁ、もう！！」

はるなは叫んだ

その後、蹲り顔を膝に埋める

はるな｢やっちゃったな、完全に八つ当たり、、

私のことを思ってみんなが色々言ってくれたのに…

私ってば、、人の意見もまともに聞こうとしないで、、

八つ当たりまでしちゃって、何してんだろ、ほんと｣

はるな(今日はっ、泣いてばっかりだ、、)

顔を上げ、海に映る自分の顔を見る

(ひどい顔、。)

はるな｢あんな飛び出し方して、どんな顔して戻ればいいのかも、わかんないっ、｣

そんな彼女の隣にひとつの影が

「オレと初めて会ったときのアホ面でいいんじゃねェか？」

はるな｢えっ、、、、、あ、、｣

水面に映る自分の隣にもうもう1人の姿を見てはるなは驚く

はるな｢トラファルガーさん、、｣

ロー「さっきぶりだな、ガキ」

はるな「、、、ガキ、、

そうです、私はガキなんです、」

ポーカーフェイス故、あまりよくわからないが、素直に認める私に若干驚いた様子のトラファルガーさん

はるなは言葉を続ける

はるな｢だから何も知らないですし、都合の悪いことは信じたくないから、知らないフリもしてきました｣

ロー｢、、、。｣

ローは海を見つめ、はるなの話をじっと聞く

はるな「馬鹿ですよね、沢山傷つけられてきたんです本当は、物理的な方じゃなくて、精神的に、、。

でも、彼からの好きがあれば、全部忘れられて、全部許せて、っ

浮気に気がついたのだって、

『はるな、あのネックレス付けねぇの？ほら、前一緒に買いに行ったやつ』

『…うん、また今度つけてくるね！』

(それ、私じゃない…

ネックレス一緒に買いに行ってないよ…。)

ってことがあって、、。

それでも、それでも私を好きって言ってくれる彼だけを信じて、その…

カラダだって許したし、、私のこと、ちゃんと愛していてくれてるんだって、思ってました

でも今考えれば、私のことなんて、愛してなかったんです、

浮気に気が付かれないように、馬鹿な私を騙してたんです…

それでも、1度芽生えた感情は、なかなか消せないですっ、、、」