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98.憧れて ページ48
その日の夜、内藤さんから注射を打ってもらい、寝る準備をしている時
ふと、あの穴のことを思い出す
布団をめくると人1人通れそうな程の穴がある
抜け出しちゃおうかな
暗くて何も見えないけど、五条先生が飛んできたってくらいだから、飛び降りたら死ぬと思い断念
外の景色もしばらく見ていない
改めて感じる
『この部屋、君を閉じこめるために作られた部屋だよ』
ほんとに、その通りだと思う
1人でこの部屋の中でいつも憧れてた
また太陽をみること
お月様もみること
みんなに会うこと
それが出来たらどんなに素敵か、幸せか
いつも布団の奥から感じる風を受けながら寝ている
その度に思い出す、みんなのことを
大人になるまで、か…
我慢できそうになくて挫けてしまいそう
その夜も枕を濡らしながら寝た
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作者名:toramaru08 | 作成日時:2022年1月3日 20時