97.頑張る意味 ページ47
あれから1週間
おば様からご飯を食べるように言われてしまい、どうしても食欲がわかずに、食べたものは出してしまうと伝えると、栄養剤を毎朝毎晩、注射でうつという羽目になってしまった
うちの家の専属医師の内藤さんが打ちに来てくれる
はるな「いつもすみません…」
内藤「いいえ〜、それよりはるなちゃん、私ははるなちゃんのこと応援してるからね。
若者から青春を取り上げるなんて、やっちゃダメなのにね
おば様はだいぶはるなちゃんを一流の呪術師にしたい見たい」
そう、そこ、そこがずっと気になってた
はるな「どうしてそこで…」
内藤「うーん、多分なんだけどね、四ノ宮家ってずーっと古くからある、由緒正しき一家でしょ?術式もすごいし、その術式を使いこなせるように沢山の呪力も元から備わってる
そんな四ノ宮がどうして御三家に入れないか、気になったことない?」
はるな「…たしかに」
内藤「お嬢様が生まれてきて、呪力も術式もバッチリそなわってて、お嬢様のご両親が呪術師に育てるとお決まりになれば、呪術界はトップ3の御三家から、四ノ宮家を入れたトップ4の四天王に変わろうとしていたんです
しかし、ご両親はお嬢様を呪術師にしないことをご決断いたしました。
その事におば様は激怒し、お嬢様と、お坊ちゃま、そしてご両親を四ノ宮家と認めないと言って、追い出し、お嬢様形は違うところで暮らしていたというわけななんです」
はるな「そう、だったんですか…」
それでもたまにおば様が家に来たのは、ママたちを説得しようとしてたのかな
今、おば様は私を一流の呪術師にして、四天王の座を奪おうとしているのね
内藤「嫌ですよね、そんな事のために道具になるなんて」
道具、、、
はるな「いやだ…」
内藤「いつか、もうちょっと大きくなって、おば様の信用も得て、ここで自由に暮らせるようになったら、家出しちゃったらどうです?」
はるな「っ、でも…」
内藤「大丈夫ですよ、その頃にはお嬢様のお友達も自分の身を自分で守れるようになってると思いますよ」
はるな「内藤さん…っ、うん、頑張るね、私」
内藤「はい!頑張ってください!私は微弱ながらも陰ながら応援していますからね!
それではまた夜に」
ありがとう内藤さん、ここで頑張る意味をくれて
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作者名:toramaru08 | 作成日時:2022年1月3日 20時