65.死して賢者となりなさい ページ15
呪霊は続ける
"森も海も空ももう我慢ならぬと泣いています"
"これ以上人間との共存は不可能です"
"星に優しい人間がいることは彼らも知っています"
"しかしその慈愛がどれだけの足しになろうか"
"彼らはただ「時間」を欲している"
"「時間」さえあれば星はまた青く輝く"
"人間のいない「時間」"
"死して賢者となりなさい"
なんでだろう
頭がキンキンする
伏黒「っ、はるな?!オマエ、なんで
、
なんで泣いてんだ?」
はるな「へ?え?わ、わかんない、なんか、苦しくて、辛くて、痛くて、体も動く気が、しなくて、っ」
"あなたは何か特別な力を持っているようですね"
"無意識に自然の感情を心で感じてしまったのでしょう"
どうしよう、これじゃ私、戦えない
みんなが私を庇って戦っている
私はまた、何も出来ない
せっかく、新しい力も手に入れたのに
みんなを助ける力なのに
狗巻「ゲホッ」
狗巻先輩が遠くの方で吐血するのが見えた
どうしよう、このままじゃ全滅
そう思った時、真希さんが見えた
良かった
それでも人数が戻っただけ。まだ心もとない
分かっているのにやっぱり心の中に入ってくるナニカの感情があまりにも深刻で
これがほんとにあの呪霊の言うような、自然の感情だとしたら
私たちはどれ程自然を疎かにしてきたのだろう
怒りが湧いてくるほど、残酷だ
そこで私はふと思った
はるな「私の、術式って………!!!!」
そうだ!私の術式は呪魂消化!呪力の根源の魂を消すことが出来る!
これは負の感情、つまり呪力の根源!
ってことはさってことはさ!!!
これ、祓えちゃうんじゃない?!
やば私天才かも
はるな「はぁ、はぁ、ふー。
呪魂消化!!」
自分に向けて出来るのかは知らなかったけどできた
やっとスッキリした〜
私も向かわねば!そしてあの特級にお説教してやるんだから!
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作者名:toramaru08 | 作成日時:2022年1月3日 20時