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虹色54 ページ9

信じられない…あの評議員に思念体を侵入…?



どーなってんのよ…




はるな「あなたの目的は何、どうしてエルザを捕まえたの?どうして私を捕まえたの?」



ジェラール「エルザはただの生贄だ。」



その言葉を聞き私は頭の中でプツンっと言う音が聞こえた



はるな「…ざけ…よ。ふざけんな!なんでエルザを生贄!一体エルザが何をしたって言うの?!」



私はジェラールに向かって攻撃を仕掛けた




はるな「天竜の咆哮!!



…あれ…」



下に見えてるジェラールが笑い



ジェラール「ふっ、それは魔封石で出来ている」




はるな「おらァァァ!!」



私はそのまま蹴りに入った、かかと落としのような感じ



ジェラール「実力はS級でも魔法が使えなければ、ただの女。力の差は歴然だ」




私は足首を掴まれた



はるな「え、ちょ、離してはなして?!?」



片足を掴まれ、あまりに不安定になってしまい、地面に足も付けなく、そのまま頭がごっつんこしそうになった時、急に地面との距離が開いた




はるな「え。」


なんとジェラールが私の足首を持ったまんま立ち上がったのだ



ジェラール「いい眺めだな。」



重力に従ったドレスのスカートの中を見ているジェラール



はるな「なっ、見んな!!!」



あいにく両手を固定されているため隠しきれない




ジェラール「ふっ」




はるな「あ〜!もう!ほんとに見ないでぇぇ!見せんもんじゃないのっ」/////




最悪だ…好きでもない男に、下着見られるとか死んだ。


好きな人でもやだけどさ…




ジェラール「何も問題ないだろう?」




はるな「あるわっ」



ジェラール「だって、これからはずっと俺と一緒なんだからな」



はるな「なんの話してんの…?あ、そういえばなんて私攫ったのか答え聞いてない」



ジェラール「気がついてないのか?なぜ俺がわざわざ評議員のじじい共の反対を押し切ってお前を呼び出さないようにしたのも、今こうしてずっと一緒にいると宣言した理由も」




分かってたよ…分かってたけど気が付きたくなかった



はるな「…あんた、私の事好きなの?」




ジェラール「あぁ、やっと気づいたか」





はるな「ってか早く下ろしなさいよっ!頭に血が上ってそれどころじゃない!」



ジェラール「いい眺めだったのにな」



ジェラールは私を1度横抱きして、そのまま足から丁寧におろしてくれた



はるな「これ外れたら覚えとけよ…(怒)


ってか!さっきの話だけど…」

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作者名:toramaru08 | 作成日時:2020年5月22日 23時

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