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虹色91 ページ47

医務室の前にて




ガチャ






医務室のドアが開き、ラクサスが出てくる。








はるな「嫌だ。」





扉のすぐ横にたっていたはるなは言葉を発する





ラクサス「っ、聞いてたのか?」




はるな「出ていけってところだけ。私はラク兄とずっと一緒にっ」





ラクサス「お別れだ。はるな」




ラクサスははるなの頭に手を置き、去っていった





はるな「嫌だっ!!!」





はるなはラクサスに後ろから抱きついた





ラクサス「俺は歩くぞ」





はるな「いいよ」





ラクサス「引きずられても知らねぇぞ?」





はるな「それでもいいっ、ラク兄と一緒にいたいっ」









マスター「…はるな、すまんの…」







部屋の入口でもめていたため、マスターにも聞こえていた






が、マスターの声は誰に届くことも無く…






in空の木



エバ「ラクサス!って、何してんのはるな…」





ラクサスのお腹に腕を回し、ラクサスに引きずられながらここまで来たはるな




はるな「ラク兄と離れたくない…」






そう、泣きながら話す



エバ「それって・・・」









エバ「冗っっ談じゃないわよ!!なんであなただけ破門なの?!」





ビック「俺たちだって罪は同じじゃねーのかよ!」

「ねーのかよ」「ねーのかよ」




ラクサス「じじいが決めたことだ」




エバ「だったら、私だって辞めてやるわ!」




ビック「俺だって!お前がいなきゃよォ?」




ラクサス「情けねぇなぁ。じゃあなの一言も言えねぇのか?」




エバ「その代表が、あなたの腰にへばりついてるけどね…」




はるな「うぅ…ぐずっぐずっ」




ラクサス「鼻水ふくなっ!」




はるな「やだよぉぉ、一緒にいようよぉぉ」




フリード「なんで、全ての責任を1人で取ろうとする?」





ラクサス「そんなんじゃねぇよ。お前らと違って、俺はこのギルドになんの未練もねぇからな?




・・・こいつ以外。」





ラクサスは目ではるなをジトッとみる




エバ「私たちがマスターに頼んでみるわ!」





ビック「きっと、ナツやグレイだって反対してくれる!あいつら、なんだかんだ言ってお前のこと…!」




ラクサスは何も言わず、雷神衆に微笑み、歩き出した。





雷神衆(エバとビックスロー)も納得が行かないようで、ラクサスを引き止める言葉をなげかけ続ける





しかし、ラクサスは手を振るだけ





フリード(また会えるよな。


ラクサス。)

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作者名:toramaru08 | 作成日時:2020年5月22日 23時

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