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虹色81 ページ37

はるな「ちょっとラク兄!降ろして!」




ラクサス「わかったから暴れんなって」




ラク兄はそっと地面におろしてくれた




はるな「なんで私まで道連れなわけ?」




ラクサス「どーでもいいだろ」




はるな「よくない!」




ラクサス「…はぁ。」





はるな「ため息つくなっ!





というか…その…エバに私のこと石化しないように頼んだでしょ?」





ラクサス「…なんの事だ?」




今一瞬ピクってした。





絶対そうだ





はるな「なんで私だけ…」




ラクサス「はぁ…お前、鈍感にもほどっつーのがあんだろ。」




はるな「どういうこと?」



ラクサス「…」





はるな「…無視…



そういえば、どうしてこんなことするの?ホントのほんとにフェアリーテイル最強の座を決めたかっただけ?」




ラクサス「…」




絶対なんかあんな…




はるな「ラク兄、教えてよ。私じゃなきゃラク兄のこと嫌いになっちゃうよ?」




昔から、私が不利な立場に立った時ラク兄に言う言葉



これを言えばラク兄はなんでも聞いてくれた




ラクサス「っ…じじぃが…」




はるな「へ?」




ラクサス「どこに行ってもじじぃの孫だから、じじぃが強ぇから、って…オレは、「(ガバッ)ごめん」」




私はラク兄に抱きついた




はるな「ごめんね。気がついてあげられなくて…」





ラクサス「なんで、はるなが泣くんだよ」




はるな「だって…私、ラク兄のこと1番分かってるって思ってた。ソルネぬいたら、1番仲良しだって思ってた。



でもそれは全部私の"つもり"だった。」



「きっとラク兄と仲良い自分に自惚れてた…ほんとに、ごめんなさい。」




「私ね、ラク兄が大好きだよ。その気持ちにじぃじの孫だから。なんてのは1ミリもないよ。ラク兄自身が、ラク兄が、大好きだよ。」




ラクサス「はるな…」





はるな「私ねラク兄の瞳、最近どんどん冷たくなってるのみて、分かってても、何も出来なかった。
ううん。何もしようとしなかった。


手を伸ばせばこんなに近くにいるのに

触れることが出来るのに



自分がラク兄の深い事情に触れることで嫌われるのが怖かったのかな。」





「ラク兄はそんなことしないのにね。今なら分かるのに。あの時は分からなかった。こんなの言い訳でしかない。ほんとにごめん。

あのね、

ラク兄は優しい気持ち隠してる。」




ラクサス「俺は別に、隠してなんか」

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作者名:toramaru08 | 作成日時:2020年5月22日 23時

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