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虹色58 ページ13

ジェラール「…話は終わったか?」


ジェラールはまたしてもはるなの服に手をかける




はるな「え、ちょ、は?!(なんとも思わないの…?)」



?「はるな、その通りだ」



はるな「(この声は…)エルザっ!」



はるなは目に涙を貯めて彼女の名前を叫んだ



エルザ「済まないな、はるな、遅くなった。ジェラール、はるなの手を離せっ!」



エルザはジェラールに襲いかかる




ジェラール「うわぁっ!!」



ジェラールはいとも簡単にぶっ飛ばされた




エルザ「はるな、大丈夫か?」



はるな「うん!私、この魔封石何とかしてくる!エルザ、ここ任せる!すぐ帰る!」



はるなはそう言って部屋の外へ出た



エルザ「あぁ、任せろっ!」




はるなside


ぺたぺたぺたぺた



私の走る足音だけがこだまする


はぁ、はぁ、はぁ、ちょっと疲れた…ってか、魔封石がなきゃこんなヘロヘロになんないのにぃぃぃ!



でも、魔封石って鍵とかないと外せないんじゃ…




それを思いつき、急ブレーキをして、座り込み、



はるな「おらぁぁ!」ガンッ!!!




私は魔封石を硬い床に叩きつけた




鍵なんかあるわけない。あったとしてもジェラールの部屋の中…今そこに行ったら確実にエルザの邪魔になる



だったら!エルザにすぐ帰るって約束したし、ジェラールの部屋からはあまり衝撃が来ないここで、私が魔封石を壊せば、すぐにジェラールの部屋に戻れる!




方向音痴な私でもさすがにこの距離は迷わないっ!





うーん!我ながらいい考えねぇ←




ガンッガンッガンッガンッ





はるな「…私、何分これやってんのよ…逆に疲れたわ〜」




いや!諦めちゃダメ!エルザの助太刀に行くんだから!



あの様子じゃきっと、あそこに来る前に戦ったっぽいし。




ガンッガンッガンッガンッ




今度は私がエルザを助ける!!

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作者名:toramaru08 | 作成日時:2020年5月22日 23時

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