せんせい と 恋心 【 こ.ろ.ん 】

＊ 221 話 ＊ ページ22

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星座占いの結果は１位

いつもよりメイクが上手くいった、前髪も綺麗に巻けた
占いなんて気休めに過ぎないって思ってたけどそんなことも無いのかもしれない。


重たい瞼 も 今日はちゃんと開いてる。
あれから飽きずに毎日のように涙を零している、いい加減目も疲れちゃったね。


１位なんだけど、自販機から出てきたのはホットじゃなくて冷えたココアだった。

なんだか軽いと思ったスクバの中にはペンケースが入っていなかった。


１位って言ったくせに。
調子乗らせただけじゃんか。


『 せんせー暖かそうなの飲んでる 』


「 レモンティー貰ったんだぁ。珍しいね、冷たいココアなんて」


『 勝手に出てきたの。…やっぱ今日ツイてないかも 』


逆に奇跡じゃん！ なんて言うけど私は暖かいのが飲みたかったのに。


ちょっとはいい事起きてくれてもいいのに。

せんせい が話しかけてくれる とか 、 せんせいが笑いかけてくれる とか…、せんせいが私の事好きになってくれる とか


って、全部せんせいの事
それ以外何も望んでないし、欲しくもない。


「 不貞腐れた顔してると不細工になるよぉ 」


『 元からブサイクだよ 』


せんせいの前だけは可愛くありたいから、距離が遠くなっても話せた無くても 何処かで やっぱあいつ可愛い って思ってもらいたいから。


悪あがきしちゃう、ごめんね諦め悪いよね



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