せんせい と 恋心 【 こ.ろ.ん 】

＊ 200 話 ＊ ページ1

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日誌を書く時間が好きだった

放課後まで残って、私の前の席にせんせいが座る
無駄話でなかなか書き終わらなくて怒られたりしたなぁ。


……思い出話はやめよう なんて 無理な話だ。
なにかする度にせんせいが浮かんできて、どんだけせんせいのこと好きなんだろう。


自分でも呆れちゃうぐらい。



「 日誌書けましたー？ 」


『 っ、？……だれ？ 』


何時からそこにいたのだろうか。

わたしの隣に突如現れた男、はじめまして だよね？
クリーム色のセーター に 綺麗な髪色をしている。

せんせい と同じイケメンの部類に入る


「 あれー？朝挨拶したのに！…黄宮 瑠羽斗(こみや るうと)です。教育実習のお話聞いてませんかぁ？ 」


『 あっ、……どうも 』


HRは基本寝てるから話なんて聞いてなかった。

整ったお顔にスラッとした脚、そのくせ声は可愛らしい
この人も女子に人気そう。


「 日誌書けたか見てきてって言われたので 」


『 ……せんせいに？ 』


「 はい！今手が離せないから〜って言われました 」



何がなんでも私と関わらないつもりだ


手が離せないって言うくせに 私のわがままには付き合ってくれた人だ
今こうじゃなかったらきっと会いに来てくれたのに。


「 字、かわいいですね 」


『 あ、ありがとうございます 』


距離が近くてまるで耳元で囁かれているよう

もしや距離感バカなタイプ？これは要注意人物だ


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＊ 201 話 ＊→

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