乙女ゲーム的な恋愛で 【 信号機組 】

９話 ページ11

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いつもより早めに起床

もう夏になるとこの時間から既に外は明るい
蒸し暑いし扇風機のボタンをポチる。


『 まま〜、コテ知らない〜？ 』


リビングに行けばしーんと静まり返り誰もいない。
この時間はまだ誰も起きてこないらしい。

コテ紛失、探すのだるい。

学校に行けば誰かしら美意識高い子が持ってるだろうと思い諦めた。


いつもならしないような 髪にスプレーだったりメイクいつもより可愛くしたり制服にも香水を振り撒いた

生徒指導に引っ掛かりそうだけど知るもんか。
男の子からデート誘われたんだぞ、可愛く見られたいじゃん。

だってわたし女の子だもん。


インターホンが鳴り 登校時間になっていた事を気付かされる。

鞄を片手に外に出れば スマホ片手に不機嫌な論くん


「 ん、なんか今日…違くね？ 」

『 あ、わかる！？そうなの！今日ちがうの〜 』


うきうき気分な私に付いていけないのか 変なものでも見るかのような顔をされた。



『 今日ね、莉久くんと放課後デートなの 』


「 は…？デート？なに、莉久くんと付き合ってんの？ 」


急に興味を示してきて眉間に皺を寄せ出す。
此奴の情緒どうなってんの。

扱いにくい男ナンバーワンだわ。


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