推しくんと付き合っちゃった話 【 ころん 】

218推しくん ページ20

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Ri side


初めて目の前で喧嘩している所を目撃してしまった。

彼女は部屋に閉じ篭ってしまったし、ころちゃんも気まずそうな顔をしていてこのままあの場いてもなぁってことで各自解散となった。

いつも仲良しだしずっとイチャイチャしてるふたりだから喧嘩とかあまり無いんだろうなって思ってたけどあんな白熱するとは……。


あれから数日過ぎてまたころちゃんの家で会議

さすがに仲直りしてるだろうってメンバーでお邪魔することにした。


「 出るの遅いですね〜 」

どれだけインターホンを押しても出てきてくれません
ピンポンダッシュの青年かのようにボタンを連打する

ガチャっと扉が開いたと思えば酷い顔して彼が立っていた。


「 ごめん。入って 」

心做しか声も低くて魂どっかに飛んで行ってんじゃないのかと疑ってしまう程に弱りきっている。

ここ数日で痩せた？なんか頬痩けてない？

「 今日はAちゃんいないですかー？ 」

いつものトーンでるぅとくんが聞けばころちゃんの足が止まった。

聞いちゃまずいやつ？まさかまだ仲直りしてないの！？

「 寝室にいるんじゃないかな。たぶん 」

この様子だと、数日顔を合わせていないようだ。

こんなに状況悪化してたの……。

「 おれAちゃんに挨拶しに行こうかな… 」

「 いいよ。たぶん寝てるから来ても反応しないよ 」


まるでロボットみたいになってしまっている。

これは……俺たちがなんとかせねば！！


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