103日目 合わない ページ6
「…」
「わわっ！ごめんっ！」
『いえ、こちらこそすみません』
「…お前ら下手か」
私達は今シリウスにダンスを教えてもらっているのだが、何故かうまく合わない。
シリウスとやった時はうまくできたのに何故だろう。
「まずリーマス、お前はちゃんとマリッサを支えてリードしろ。軸がブレてて振り回してんぞ。それとマリッサ。お前はしっかりリーマスにつけ。あと下ばかり見過ぎだ。ちゃんと前を見ろ」
『すみません…』
「ごめん…昔みたいにどうにかできるかなと思ったんだけど…」
何度もシリウスに注意されて直してはいるのだが、それでも合わない。
「んー、まずはリーマスからだな。マリッサ、来い。よーく見てろよ」
そう言ってシリウスは私の手を取り踊り始めた。
すると、さっきまでが嘘のように踊りやすくなった。
「…とまぁ、こんな感じだな。てか、マリッサ踊れてんじゃねーか」
『いや、シリウスのリードが上手だからです』
「やっぱり僕が足引っ張ってるのか…」
そういうわけではないと思うんだけどなぁ…
『何故シリウスとはできて、リーマスとはできないのでしょうか？』
「やっぱり僕のリードが下手だからだよね…」
「…なぁお前ら。お互いのことちゃんと想い合ってるのか？」
「『…は？』」
いきなり何を言うんだ？
「想い合うってどういう…」
「だから、どれだけ相手の事を好きでいるかって聞いてんだよ」
「『…はぁ！？』」
『な、何を言ってるんですか、あなたは！///』
「そ、そうだよ！//それに今はそんな事を言ってる場合じゃ…」
「あのな、ダンスっていうのは相手との息の合い方が重要なんだよ。相手の事をどれだけ信頼してるか、それができなきゃいくらやっても上手くなんねーよ」
「相手を…」
『どれだけ信頼しているか…ですか』
信頼しているつもりでも、それがダンスに表れていないのなら意味がない。
『でも、それじゃあどうすればいいのですか？』
「んー、とりあえず、お前ら2人でお互いのことを話せ」
「…いやいや、話すって何を？」
「だから、自分のことでもいいし相手のことでもいいから」
『と言われましても…』
今更改まって話すことがあっただろうかと考えたものの、大して思いつかない。
「あーもー！じゃあ、俺も話聞いてやるから色々と話せ！」
「『えー…』」
「えーじゃねー！時間ねーから、とっとと行くぞ！」
そうして、私達3人の身の上話暴露大会が開催された。
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鈴之宮(プロフ) - ワラビ〜♪さん» お久しぶりです！大人気のオシャレなシーンなんて初めて言われました！有難いお言葉です！思う通りに書けるか分かりませんが、頑張って書いてみようと思います！ (2018年12月26日 19時) (
レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビ〜♪(プロフ) - ダンスパーティーの夜のように…(￣▽￣) (2018年12月26日 19時) (レス) id: 5ab99da455 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビ〜♪(プロフ) - 図々しくなりますが要望を…大人気のあるオシャレなシーン、お願いします！ (2018年12月26日 18時) (レス) id: 5ab99da455 (このIDを非表示/違反報告)
ワラビ〜♪(プロフ) - お久しぶりですが、最近のお話のリーマスとシリウスの可愛化に妄想でキュンとしているワラビーです笑 (2018年12月26日 18時) (レス) id: 5ab99da455 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - 鏡花さん» ありがとうございます！中々最近こちらの方の更新が怠っているので、そろそろ完結に向けて書いていこうと思います！ (2018年9月11日 21時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴之宮 | 作成日時：2017年8月4日 13時
