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那「ねぇ、」
A「何？」
那「アレ、Aと仲良い先輩達じゃない？」
1年S組の授業中。
チョンチョン、と後ろからAの背中をつついた那須は、窓の外のグラウンドを指さした。
那須の言う通り、そこには瑞稀と橋本が喧嘩している姿が。
A「何してるのよ、」
那「あ、ちょっと！」
「詩月さん！？」
その姿を見た瞬間、慌てて立ち上がり教室を飛び出していったA。
那須や周りの声なんて気にせず、無我夢中でグラウンドまで走っていった。
A「瑞稀、涼！」
矢「Aちゃん！…あれ、授業は？」
A「あ、」
矢「はは、Aちゃんらしい。ってそんな場合じゃなくて！」
A「何で喧嘩を？」
矢「言いにくいんだけど…多分、Aちゃんのことだと思うな」
言いにくそうに口を挟んだ矢花を見てから、また瑞稀と橋本を見つめる。
ふぅ、と息を吐き、地面に落ちていたバレーボールを拾ってから矢花が持っていたボールを奪い取って、
矢「え、ちょ、マジ？」
2人の頭に、投げつけた。
瑞「いっ、」
橋「っった！」
A「何喧嘩してんのよこの馬鹿共」
瑞「はぁ！？」
橋「普通ボール投げつける！？」
A「そうでもしなきゃ喧嘩辞めないでしょ」
瑞「火に油注いでどうすんだ馬鹿！」
A「うるさい！」
ギャーギャーと周りにいる教師やクラスメイトを無視して喧嘩を続ける3人。
全て載せるとあまりにも長すぎるのでここでは割愛させて頂こう。
言い合いをしばらく続け、もう気が済んだかと3人が肩で息をし始めた頃。
Aは小さな声でありがとうと呟いた。
瑞「は、」
橋「今…、」
A「…2人の気持ちは分かってるから、…だから喧嘩なんてやめてよね」
元はと言えばAの反抗期から始まったはずのこの喧嘩。
Aによって始まればAによって終わる。
それが、この幼馴染の在り方だ。
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駆凪 - すごく面白いです！！まさかあの方が黒幕だとは思いませんでした！ (2022年8月25日 8時) (
レス) @page35 id: a1142e8383 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 面白かったです!!!できればなんですかどこかで番外編楽しみにしております！笑 (2020年3月3日 15時) (レス) id: 356a2a4bcc (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - かいりさん» こちらこそ4ヶ月間ありがとうございました！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - るさかあさん» こちらこそ毎日楽しく書かせて頂きました(^^)ありがとうございました！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
かいり(プロフ) - 約４ヶ月間、素晴らしい作品もありがとうございました！！！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: a1a3817769 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2020年2月13日 17時
