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それからまたさらに数日。

幼馴染3人の集まる姿が一向に見られず、優斗の焦る気持ちは深まるばかりだった。

そんなある日。









瑞「…何でFと一緒なの?いつもAじゃん」

矢「なんかズレたって」

瑞「意味分かんないし」









体育の授業。

普段は学力の近いクラス同士で組まされる体育の授業だったが、この日は教師の出張や変則日課などが重なり、たまたまS組とF組の合同となったのだ。

幸か不幸か、クラス内でトップクラスの運動神経である瑞稀と橋本は、バレーボールたまたまペアを組まされることとなってしまった。

ヒヤヒヤと見守る矢花の横でバコンバコンとお構い無しにボールを打ち付けていく2人。

もはや地面が凹むんじゃないかというくらいの音が鳴っていたが、気まずいのか怒りが収まっていないのか、気にしていない様子だった。









瑞「…なんか言うことないわけ」

橋「は?なんで俺が」

瑞「意味分かんねぇことふっかけてきたのはそっちじゃん」

橋「瑞稀がAを雁字搦めにするのが悪いんだろ」

瑞「何、Aのことどうでもいいわけ」

橋「別にそうとは言ってなくね」

矢「ちょ、2人とも」









気付けばボールそっちのけで口喧嘩を始めた2人。

戸惑っている矢花を他所に、口をペラペラと動かしながら言葉は紡がれた。









橋「昔からそうだよね、瑞稀はいっつもAはAは、って」

瑞「そんなこと言ってねぇだろ」

橋「行動に出てんだよ。Aだって自由が欲しいはずなのにさ」

瑞「俺はただアイツが道踏み外さないように」

橋「そういうとこだよ、Aに煙たがられるの」

瑞「はぁ?」

橋「もう1回言わなくちゃ分かんない?頭いいくせに」

瑞「……テメェ調子乗んなよ」









我慢が出来なくなったのか、突然橋本の胸ぐらを掴んだ瑞稀。

手を出されれば橋本だって黙っていられるわけがなく、取っ組み合いの喧嘩が始まってしまった。









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駆凪 - すごく面白いです!!まさかあの方が黒幕だとは思いませんでした! (2022年8月25日 8時) (レス) @page35 id: a1142e8383 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 面白かったです!!!できればなんですかどこかで番外編楽しみにしております!笑 (2020年3月3日 15時) (レス) id: 356a2a4bcc (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - かいりさん» こちらこそ4ヶ月間ありがとうございました! (2020年3月1日 13時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - るさかあさん» こちらこそ毎日楽しく書かせて頂きました(^^)ありがとうございました! (2020年3月1日 13時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
かいり(プロフ) - 約4ヶ月間、素晴らしい作品もありがとうございました!!! (2020年3月1日 13時) (レス) id: a1a3817769 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まれぴゅま | 作成日時:2020年2月13日 17時

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