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ヒョンに連れられてきたのは、固定カメラも付いていない小さい部屋で、
その空間の薄暗さから心臓がさらに速くなった。
ヒョンが振り返って、自然と目が合う。
私の目に映るのは今までに見たことのない表情をしたソンウヒョンで、
それは失望から…？
それとも関心…？
それとも…。
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お互い何も喋らなくて、気まずい空間が広がる。
それに耐えられなくなって、
「あのさ、見たんだよね…？」
先に口を開いたのは私だった。
その言葉に静かに2回うなずくヒョン。
「…失望したでしょ？嘘つかれてたって。」
自分で言ったこの言葉が胸に刺さって、鼻の奥がつんとした。
ソンウ「確かに失望したよ。」
やっぱりそうだよな…。
分かりきっていた答えだけど、実際に言われるとこんなにも悲しいんだと知った。
だけどヒョンは1回息を吐いてこう続けた。
ソンウ「だけど、お前の抱えてることとか、辛いこととか、そういうのに気づけなかった自分にも失望した。」
その言葉に顔をあげると、さっきとは違った表情をしたヒョンがいて、
次の瞬間にふわっと抱き寄せられた。
「…ヒョン？」
ソンウ「今までこんな男しかいない中で、男として扱われて、辛かっただろ？」
今まであんまり辛いと思ったことはなかったんだけど、
そう言われて涙が止まらなくなって、やっぱり辛かったんだな、って初めて知った。
ソンウ「もっと頼ってくれていいのに。もうそんな薄っぺらい仲じゃないだろ？」
「なんで、そんなに優しいの？今まで、こんなにも大きな嘘ついてたのに…。」
そう言うとヒョンは私を離して、目を見てこう言った。
ソンウ「俺はお前がたくさん努力する姿を見てきた。その努力に、嘘はないだろ？」
まっすぐ私の目を見て言われたその言葉に、
少しだけ自分の存在を認められた気がした。
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ファニ(プロフ) - パク･ジフンくんだった^^ かわいいです。 (2018年3月30日 22時) (
レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - 誰だろう！ 気になる。 (2018年3月29日 20時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - ラミソさん» うれしいです！ (2018年3月17日 21時) (レス) id: 48cd6fbb6d (このIDを非表示/違反報告)
ラミソ(プロフ) - りんりんさん» 読んでいただきありがとうございます！今はライバル？のような関係ですが、このあとちゃんと仲良くなる予定です。リクエストありがとうございます！ (2018年3月17日 0時) (レス) id: ce02ce0bcf (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - ラミソさん» 更新される度に読んでます。リクエストなんですが、主人公とジフンを仲良くさせて欲しいです。 (2018年3月15日 14時) (レス) id: 48cd6fbb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラミソ | 作成日時：2018年3月7日 14時
